世界初！アルツハイマー病発症前に血液から見つける方法を確立　ノーベル化学賞田中耕一さんも参加

認知症の一つ、アルツハイマー病の発症前に、発症の可能性を少量の血液から高い精度で見つける方法を世界で初めて確立したと、国立長寿医療研究センターと島津製作所の研究チームが発表した。

凄いじゃん！

■アルツハイマー病とは

脳が萎縮し、認知機能の低下、人格の変化を引き起こす病気であり
現在のところ進行を止めたり、回復する治療薬はない。
認知症の６０～７０％を占める。

アルツハイマー病患者の脳には認知症が現れる２０年以上前から
アミロイドベータというたんぱく質が蓄積され始めることが分かっているそうですが
今回、それがどのくらい蓄積されているかをスプーン１杯ほどの血液から判別し
認知症になるかどうかを高い精度で見つける方法を確立したそうです。

これによって認知症になる前に予防薬を飲んでもらい未然に防ぐことも可能で
将来的には治療薬の開発にも結びつくことが出来るんだとか。

大掛かりな装置を使って何日もかけて発見とかではなく
スプーン１杯の血液で発見できるってのがお手軽でいいですね。

これが世に出れば健康診断の血液検査で簡単に発見でき
予防薬を飲むことで未然に防ぐことが出来るなんて最高でしょ。

認知症はその人であってその人でなくなる悲しい病気ですからね。
予防できるなら予防しておきたい。

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何より世界初の技術が日本ってだけでも誇らしいのですが
このプロジェクトにノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんも関わっているというのがまた驚き。

■田中耕一とは

ソフトレーザーによる質量分析技術の開発でノーベル化学賞を受賞。
受賞以降も血液一滴で病気の早期発見ができる技術の実用化に向けて活躍中。

どの程度、関わっているか分かりませんが治療薬の開発が進んで認知症が治る病気になり
ノーベル生理学・医学賞受賞となったらとんでもない事だわ。

今まで複数受賞したのは個人では４人で団体では２つ。
団体は価値のない平和賞受賞なのであれとして、たった４人しかいませんからね。
アルツハイマーを予防、治療できるようになれば当然受賞でしょうが
関わり方によっては難しいかもしれません。

それはさておき、この画期的な発見方法が健康診断に組み込まれるのはいつになるんでしょう。

これからも実験を続けて、さらに承認を経てとなるとまだまだ先のような気もしますが
スプーン１杯の血で発見・予防が可能なのであれば、早期に導入をお願いしたいところ。

と言うか、このアミロイドベータというたんぱく質を薬か何かで散らすこと出来ないのかね。
２０年も前から蓄積され始めていると言うけど
これを１年に１回散らせれば認知症になる確率がぐんと減ると思うんだけど。

まあそう簡単に行かないから今まで治療薬や進行を止める薬がないんだろうし
これだけが原因じゃないんだろうから難しいんでしょうが。

それでもこの検査で未然に防ぐことが出来るのであれば
政府も早く動き、健康診断に組み込んで欲しいものです。

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