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陽だまりの彼女 感想

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交通広告代理店の営業マンである奥田浩介は新規クライアントとの打ち合わせの場で
中学時代の同級生である渡来真緒と再会し付き合い始めるラブストーリー。

【出演】
松本潤 上野樹里

玉山鉄二 大倉孝二 谷村美月 西田尚美 とよた真帆 夏木マリ

はしゃぐ渡会真緒

この映画の感想を書くに至ってネタバレは避けられないため
もしちょっとでも見てみようかなと思っていた人は下に行かないことをお勧めします。



















浩介が中学時代の同級生の真緒と再会した時、真緒の上司である新藤と付き合ってる感があり
これタイトルとはかけ離れたドロドロの三角関係になるんじゃないかと思っていました。

せっかく中学時代に恋をした2人が大人になって再開し
いい感じの恋愛をしていくんだろうなと思っていただけにマジかよという思いが。

再開する渡会真緒

しかし2人は付き合っているわけではないと分かり
その後、浩介と真緒が付き合い始めていい感じで進んでいく中
もしかして寝取られ系の話になるんじゃないかと今度は別の不安が。

出来れば純粋な恋愛映画になって欲しいなと思いながら見ていると
どうもそういう感じになりそうにない事が分かり安堵したのもつかの間
今度は真緒の記憶障害の病気が発覚し、それは中学時代からだと。

しかも裸で徘徊しているところを保護されたなんて聞いたから
これ父親に性的虐待を受けてのあれかとまたテンションが下がったけどどうもそれも違う様子。

ってことは、最後は記憶がなくなって浩介と悲しい別れになっちゃうのか?
いやもっと最悪なのは記憶どころか容態が悪化し
帰らぬ人になって浩介は思い出を引きずって生きていかなきゃいけないのかと思っていたら・・・

真緒の正体はまさかの猫でした。

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これは予想だにしなかったです。

見つめる渡会真緒

俺はてっきりそのまま王道の恋愛映画になるもんだと思っていただけに
実は真緒の正体が子供の頃の浩介に助けてもらった猫で
魔女みたいな婆さんに人間にしてもらっていたとか。

そんな童話的な話だなんて夢にも思わず。

じゃあ面白くなかったかと言われればそれは別で十分楽しめました。
恋愛から結婚に至るまでのラブラブ感もよかったし
何より樹里ちゃんがめっちゃ可愛かったです。

陽だまりの彼女

度会真緒2

こんな女の子に愛されて浩介はなんて羨ましいんだと思っていたけど
猫だと分かってからは浩介は猫とキスをし、恋愛をし、結婚までしたんだなと思うと
ちょっとニヤッとしてしまう自分もいます。

恋人なんだから当然、セッ○スだってしていただろうし。

まあこれ以上は怖くて想像できないし、口に出すのもあれだけど
俺の中で恋愛映画だったものが突然ファンタジー映画になったことは衝撃でした。
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というか、真緒が猫だとバレた後にみんなの記憶から真緒がいなくなるなんて言っていたけど
あれは人間より短い寿命の為、魔法が解けて記憶からいなくなるってことなんだろうか。
それだと真緒が消えてからの生活がクライアントに挨拶に行くところから始まってるのが謎。

これって世にも奇妙な物語じゃないけどその時間を繰り返しやってるってことかね?

もし記憶が無くなるだけだったら、わざわざ新藤らと出会うところからやる必要ないんだし
やり直すのであれば中学時代からでしょと思ったり。

この辺がいまいちわかりづらかったです。

後、真緒が消えてなくなる前にあと8回チャンスがあると言っていたけど
これも意味が分からなかったので調べてみたところ
どうも猫には昔から9つの命があると言われていて
今回はダメだったけどあと出会いのチャンスは8つ残っているという意味らしい。

確かにそう考えればラスト、猫が浩介の元にやって来てじゃれてたら
飼い主である人が猫お好きなんですか?と声をかけてきて
見ると渡会真緒にそっくりな女性だったなんて続きが。

渡合真緒

でもこれはどう解釈したらいいんでしょうね。

猫が再度変身した渡来真緒なのか、似ているだけで全くの別人なのか。
たぶん後者が正しくて、その飼い猫があの本来の真緒じゃないかなと思ったり。
でもそれだと真緒自身は結構きつい生活を送らなきゃいけないなと。

人間を好きになって猫を捨て人間に変身させてもらうくらいだったのに
自分は猫のままで好きな人の恋愛をそばで見てなきゃいけないなんて。
それこそキスやらセッ○スやら。

完全に拷問だで。

何より似てるだけの別人であれば浩介にとってそれがいいことなのかかなり微妙。
だからこそどう解釈していいのか分からず、不思議な最後だなと思いました。

他で言えばあの中学時代に真緒をいじめていた主犯格の潮田が
大人になって再開したけど、そのまんまクズになっていたのが爽快だったわ。
やはりクソはクソでクソを産むんだなと思ったし
こいつにはとびっきり不幸になって欲しいと願った場面でした。

後、真緒の子供時代を演じていた葵わかな。
これがまた樹里ちゃんそっくりでびっくりしたわ。

葵わかな

この子どこかで見たことあるなんて思ったので自分のブログ内検索してみたら
教訓のススメに一時期出ていた子でした。

どちらが先なのか分からないけどこの子凄い良かったです。

長くなったので終わろうと思ったけどもう1つ。
真緒が最後我慢できずに買っていた金魚を食べちゃったり
マンションから落っこちそうな子供を猫の身体能力で助けたりしてたけど
なぜ急に猫的な要素を出してきたんだろう。

中学時代も猫だから頭が悪かったやジャングルジムから飛び降りても平気なのはあったけど
今までそんなそぶりがなかっただけにその辺にも違和感が。

浩介のそばにいたいがために人間になったのに
東京で浩介を探さずにランジェリーメーカーに勤めていたのも気になるところ。
まあ再開してすごく楽しそうにしてる真緒を見るとそんなことどうでもよくなるけどね。

あれは可愛いわ。
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