イラストレーターを夢見て上京した男と喋ることもできないクラゲオタクの月海が
女装趣味の蔵之介と知り合い騒動を巻き起こしていく東村アキ子原作のラブコメディ。
【出演】
能年玲奈
菅田将暉 池脇千鶴 太田莉菜 篠原ともえ 馬場園梓(アジアン)
長谷川博己 平泉成 速水もこみち 片瀬那奈
う~ん・・・クラゲをはじめ、三国志、鉄道、和もの、ジジ専など
様々なオタクが同居するという題材的には面白そうだったけど
日本映画の悪い所が余すところなく出てしまった感じ。
俺が思う、日本の映画のダメなところ
まず映画が全体的に暗い。
暗いというのは性格がとかじゃなくて
夜のシーンというか部屋の中のシーンがかなり見づらい。
なぜあそこまで暗くしちゃったんでしょう。
リア充などの部屋は明るく照らしていたので
個人的な予想ではオタクの鬱々としたものを表現したかったんじゃないかなと思ってますが
あそこまで薄暗いと映画として見づらいです。
そんな日当たりが悪い立地じゃなかったのに。
もう少し黒さを保ちつついい感じに見えるようにはできないものだろうか。
照明というか光の加減でもう少しわかりやすくしてほしかったです。
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後、やっぱりぼそぼそ喋っていて何を言ってるか分からない場面が多かった。
これもオタクたちのハキハキしない感じを出したかったんでしょうが
鉄道オタクの子のいわゆるオタク喋りも相まっていったい何を言ってるのか・・・
聞き取れなかったら映画として意味がない。
これはオタク関係なしに日本映画に見られる特有のものなんですよね。
ボソボソ喋ってて音量を大きくしないと聞こえないけど
大きくしたら他の音は耳がつんざくほどの大爆音になってしまうってのが。
相変わらずだなと思った瞬間でした。
映画の内容自体もやりたいことを切り貼りしてる感が・・・
もう少し流れというか場面場面のつながりがあればよかったのですが
突然、違うところに行ったりとあれ?と思うようなことがあったように思えます。
片瀬那奈の枕営業じゃないけど寝る振りして写真で証拠を撮るのもあれなんだったんだ。
またあれを?なんて付き人に言われてたけど
本当に寝たわけでもなかったのでもしかして純情か?と思いましたが
別にそれに言及することなくスルーだったし。
相手が童貞だったし、あんな派手な感じで寝る振りをしていたからてっきり処女かと。
いい感じで演じてたのでよかったけど、もう少し濃くやってもよさそうでした。
それとあのファッションショーはいったい何だったんだ。
マスコミが多数いる中、政治家の息子が親の演説中に乱入して
民家でファッションショーをやりますから来てねーなんて言って誰が興味を持つのか。
結局、本人役のドン小西なども民家でのファッションショーに訪れていて
他の客もたくさん来て大成功してましたが何だか違和感を感じました。
そこまでなります?という思いの方が強い。
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そんな中、能年玲奈は可愛らしかったですね~。
本当、なぜ事務所に干されてるのか分からない。
あまちゃんの後、これとホットロード、世にも奇妙くらいしか役者の仕事をしてませんし
この映画でもオタク女子感が出ていてよかったので凄くもったいない。
事務所は何がしたいんだか。
それはそうとこの映画が終わりクレジットが流れて
ばんば役が池脇千鶴、ジジ役が篠原ともえと表記してあったのにびっくりした。
三国志オタクのばんばは巨大アフロで目がほぼほぼ隠れていたし
枯れ専のジジも基本、髪が垂れていたのでまさか池脇千鶴と篠原ともえだったなんて。
画像左から2番目が池脇でその右にいるのが篠原ですからね。
特に篠原ともえはいまだに信じられない。
後、ガキの使いによく出て来るピカデリー梅田こと菅登未男さんが出てましたね。
テルマエロマエにも出てたけど何気に頑張ってます。
海月姫の映画はちょっと期待していただけに残念だったかも。
原作は東村アキ子で漫画もあるのでそっちを見てみたい。
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