古い屋敷の床下に住む小人の少女アリエッティと人間の少年との恋を描く冒険ファンタジー。
原作はメアリー・ノートンの「床下の小人たち」で
それを宮崎駿が企画・脚本を書き、米林宏昌という若い方が監督をした映画。
うん、ドキドキワクワク、まあまあ面白い。
前半はね。
- 床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)/メアリー ノートン
- ¥714
- Amazon.co.jp
アリエッティ可愛い。
そしてお父さんかっこいい。
アリエッティが家の軒下を進むところなんか男だからかワクワクしますね。
あのロープでビュンガーと上まで行ったり
待ち針を剣に見立てたり、家の内部に張り巡らせた釘をたどって冒険なんて楽し過ぎる。
ドラクエなどのRPGの初めての街を探索してるよう。
ちょっとお父さんが天空の城ラピュタのような格好だったり
アリエッティの冒険が魔女の宅急便のキキの修業や
最後は耳をすませばに似てると感じました。
アリエッティが翔に名乗った時もいい名前だねとパズーのセリフもありましたし。
後、狩りと借りをかけてるんかね。
最初は狩りの方かと思ってたけどどうも狩りに行くんじゃなくて借りに行くってニュアンスだし。。
この映画は小人視点が面白いね。
特に普段人間には聞こえないバッタの跳ねる音や家中の細かい生活音なんかが
ごんわごんわ聞こえてくるってのも人間からしたらちょっと新鮮。
人間視点の雨の音と小人視点の音で違うのが面白かった。
お茶入れるシーンでも大きな水滴をゴプンと入れてるのとか
細かいところに気を使ってるなって。
これ5.1サラウンドだとさらに臨場感があったそうですが
俺もホームシアター持ってるので出来ればテレビ放送前にDVDを見ておけばよかったなと。
こうジブリ映画を見て思うのはやはり色彩豊かですよね。
ジブリの色というか緑など独特の色遣いで好き。
動きも滑らかだし何より細かいところまで気を使ってるのがいい。
ワンピースの映画はロビンちゃんがコアラになってたり
細部にまでこだわってるのってジブリ映画だけじゃなかろうかと思うくらい。
それとよく言われてる声優ではなく俳優を使ってる点ですが特に違和感を感じなかったです。
そういやそうだっけかってくらい。
違和感を感じたところがちょっとあったかな。
ベッドに対して翔君がやたら小さいシーンがあった。
おめーが小人族か?って思ったし、枕がでか過ぎ。
それに小人視点に合わせたせいか走り方に違和感が。
話的にももう少し山があってもいいかなって思いました。
もっと冒険だったり追いつめられたり危ない!ってところが増えた方が良かったかなと。
恋したのかしてないのか凄く微妙でしたし。
最後も「え?これで終わり?」って。
翔君はどうなったんかい、アリエッティ家族はどこいったん?って。
何だか中途半端な感じで終わってしまったのがもったいない。
なのでちょっと評価は低めかも。
ちなみに洗濯バサミで髪をはさんでるのもいいけど
個人的には髪をおろしてる方が好き。
それでも冒険するところやあの秘密基地的な感じが好き。
俺も小さくなってアリエッティのように家の中を冒険してみたいものです。
★★★★★☆☆☆☆☆
- [「アリエッティ」の洗濯ばさみ付]借りぐらしのアリエッティ [DVD]
- ¥4,935
- Amazon.co.jp
いつもポチがとうございます。
クリックして下さると10ポイントが入り喜びます。