プロアマ問わず優勝賞金は1000万をかけ、コントの日本一を決めるキングオブコント2015
今年で8回目となる大会が開かれたのでその感想を書いていこうかなと。
【MC】
浜田雅功(ダウンタウン)
【アシスタント】
吉田明世 国山ハセン
【審査委員長】
松本人志(ダウンタウン)
【審査員】
さまぁ~ず(大竹和樹 三村マサカズ) バナナマン(設楽統 日村勇紀)
【決勝進出者】
・藤崎マーケット (よしもとクリエイティブエージェンシー)
・ジャングルポケット (よしもとクリエイティブエージェンシー)
・さらば青春の光 (ザ・森東)
・コロコロチキチキペッパーズ (よしもとクリエイティブエージェンシー)
・うしろシティ (松竹芸能)
・バンビーノ (よしもとクリエイティブエージェンシー)
・ザ・ギース (ASH&Dコーポレーション)
・ロッチ (よしもとクリエイティブエージェンシー)
・アキナ (よしもとクリエイティブエージェンシー)
・巨匠 (人力舎)
【スペシャルナビゲーター】
陣内智則 小籔千豊 渡辺直美
■歴代優勝者
第01回 バッファロー吾郎 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
第02回 東京03 (プロダクション人力舎)
第03回 キングオブコメディ (プロダクション人力舎)
第04回 ロバート (よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
第05回 バイきんぐ (SMA NEET Project)
第06回 かもめんたる (サンミュージックプロダクション)
第07回 シソンヌ (よしもとクリエイティブエージェンシー)
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●ファーストステージ
■藤崎マーケット
路上パフォーマーの息子とおじいさんのコントだったけどこれは面白くなかったな~。
最初、かなり気合が入ったコメントをしていたのでハードルが上がっちゃった感がある。
松ちゃん、設楽の点数には納得だけど
大竹らの90点台はちょっと上げ過ぎのような気もします。
個人の好き嫌いってのもあるから何とも言えないんだけど。
松本 85点 大竹 94点 三村 93点 日村 92点 設楽 87点 計451点
■ジャングルポケット
彼女を寝取った男と寝取られた男と仲裁する男のコントだったんだけど
コントというより演劇の舞台を見せられたって感じがします。
最近の若手はこういったコントが多いですね。
俺の思ってるコントというより、演劇寄りのコントって感じ。
終わった後に審査員がう~ん・・・って言ってるのが分かる気がします。
もしテレビではなくプライベートだったら、いったいどんな点数を出すのか
どういった感想を言うのか凄い興味ある。
演技はうまいけどそこまでかなって松ちゃんの気を使ったコメントがすべてかな。
松本 89点 大竹 90点 三村 91点 日村 89点 設楽 86点 計445点
■さらば青春の光
自称芸術家の兄と会社員の弟のコント。
何か分からんけど凄い会場が渇いてましたね。
芸人仲間の嫁を寝取ったことが災いしていたのか十数人くらいしか笑ってなかったような。
NTRがどうのは抜きにして一切笑えなかったです。
終わった後に点数を見て「低っ!」と言ったのには笑ったけど
会場はこれすらもウケなくなってましたからね。
その後のまだ32点差だからというフォローに32点も!?のコメントもよかったけど
笑ってるのは芸人だけで会場は全くウケなかったのが・・・
松ちゃんの叫びボケにツッコミが勝てないってのにすごい納得。
松本 80点 大竹 87点 三村 80点 日村 83点 設楽 89点 計419点
■コロコロチキチキペッパーズ
友達が欲しい小学生と絶対に約束を守ってほしい妖精のコント。
絶対に泣いたらダメというルールがあったのに
出会ってすぐ泣いちゃう小学生がまあまあ面白かったな。
あまりにも泣いちゃうので触ったらダメというルールを新たに作ってもすぐ触っちゃうし。
でも今までのよりは良かったけど・・・って感じです。
みんなすごい点数高かったけど。
松本 95点 大竹 96点 三村 92点 日村 93点 設楽 92点 計468点
■うしろシティ
ゲートボールの道具で悪魔を召還してしまった爺さんのコントなのですが
好きな設定だったんだけどなんか爆発力もなく終わってしまった感じですね。
98の爺さんの寿命5年と引き換えに色々言ってたんだけど・・・
コンドロイチンを飲みます!ってのは良かったけど
点数を見てこれはいかん!と大きな声を出したのに会場がシラーッとしてしまって・・・
松本 82点 大竹 89点 三村 82点 日村 85点 設楽 86点 計424点
■バンビーノ
呪文を唱える魔法使いとそれを邪魔をする犬のコントなのですが
これもなかなか厳しいコントになっちゃいましたね。
審査員の面々が終始、う~んって顔をしていたのが印象的だわ。
溺愛してる犬とのやり取りだったけど基本、魔法使いが何言ってるか分かりづらいってのがな。
何であんなイントネーションで喋るんだろう。
というより、終わった後にあれだけ困った顔をしていたのに90点台はえらい高いな。
ちょっと謎。
松本 90点 大竹 93点 三村 93点 日村 89点 設楽 90点 計455点
■ザ・ギース
最初くそ寒いコントが始まったなと思ったら
そのコントをテレ朝のビフォーアフターのおかげで変わったという設定だったんですね。
珍しい設定だったので、お!と思ったけど
巧の手により生まれ変わらせたというところがピークだったな。
その後は全然面白くなかった。
そもそも手直しする前も分からなかったけど
手直し後のコント自体も何をやってるのかさっぱり分からない上に
三村が言った笑うところが少なかったというのに納得だわ。
その設定だけでコント自体が意味不明だったので俺は好きではないです。
再利用したってところをやりたかったためだけで郷ひろみのモノマネなんて何の意味もない。
松本 85点 大竹 88点 三村 80点 日村 87点 設楽 88点 計428点
■ロッチ
服屋に来た客と店員のコントなのですがこれは面白かったな!
フィッティングルームに入って試着してるんだけど
試着し終わった感を出してるから開けたのに毎回パンツ丸出しの状態ってのが。
消え入りそうな声で客役の中岡が驚いて、あぁぁ~ああぁぁ~って言ってるのが面白い。
ようやくお客さんも笑えたって感じだったし
審査員が途中映ってましたが初めてくらいに笑ってましたね。
浜ちゃんもようやくかって感じだったし終わった後のトークでもボケまくるから
嬉しそうにバンバンツッコミ入れてたのが印象的だった。
点数も高かったし、その後のトークも売れてる人だなって感じだった。
面白かったです!
松本 96点 大竹 98点 三村 98点 日村 96点 設楽 90点 計478点
■アキナ
好きなアーティストのライブに行きたかった男と鳥好きの男のコントなのですが
いまいちだったかな。
なんかこちらも舞台を見せられてる感が否めなかったかも。
鳥のせいでライブ行けないの!?ってのは共感できるんだけど
大会向きのコントではなかったかもね。
大竹や松ちゃんの言ったように前半に笑いがなかったのが厳しかったんだろうな。
4分しかないのに前半無駄にしちゃったのが敗因か。
松本 87点 大竹 90点 三村 83点 日村 88点 設楽 89点 計437点
■巨匠
寿司屋の店員と新人のコント。
何だろうこの不思議なコントは。
寿司屋なのに実は刑務所で足元はコンクリートで固められてるって。
その設定を説明した時だけ松ちゃん笑ってたけど
コント終わりに顔が映ってたら物凄い厳しい顔をしていましたね。
その通りに80点という最低の点数をつけられていたけど
このコントはなかなか厳しかったように思える。
しょうみな話、ほぼほぼのコントに言えることなんだけど
なんかただやり取りが繰り返されてるだけでボケが少なかったように思える。
上でも言ったように演技というか設定優先で笑いは二の次に感じてしまいます。
時代が変わったと言えばそうなんだろうけどつまらん。
松本 80点 大竹 91点 三村 81点 日村 89点 設楽 87点 計428点
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●ファイナルステージ
■ジャングルポケット
会議があるけど羽田に彼女を見送りに行きたい男とその上司のコントなのですが
ここでもやはり劇場型の舞台を見せられた感じだな。
こういったコントが基本なんだろうけど大声出しまくっても笑い的には・・・
点数的には思った以上に高かったなという印象ですね。
松本 90点 大竹 89点 三村 92点 日村 91点 設楽 89点 計896点
■藤崎マーケット
お化け屋敷で親と勘違いして離婚届を出した男のコントだったのですがこれはきついな。
後半なんて会場の笑い声がほとんどなく終わったしまいましたね。
松ちゃんが何でウケなかったのか分からないと言っていたけど
俺の好みではなかった。
設楽がラララライ以外もあると見せつけたと言っていたけど
2つのコントを見ても正直、ラララライだけじゃんって思ったわ。
でももう一度ララライをしましょうかは面白かったです。
松本 87点 大竹 88点 三村 90点 日村 90点 設楽 87点 計893点
■バンビーノ
マッサージの店員と客のコントなのですが
指圧する場所で擬音となる声が出てくるというまさかのリズムネタ。
会場のお客さんは拍手が多かったですし、勢いもありましたね。
でも爆笑するほどではなかったかな。
お寿司という単語が出てこなかったことを浜ちゃんに突っ込まれてましたね。
あの一瞬は脂汗が出ただろうな。
松本 95点 大竹 93点 三村 96点 日村 94点 設楽 93点 計926点
■コロコロチキチキペッパーズ
卓球の先輩後輩のコントだったのですが
サーフィスのさあに乗せての卓球は良かったけどそればかりだったなって。
振り向かせてのくれい!のポーズは笑いました。
点数が全体的に高いですが松ちゃんだけが89点ってのが気になりました。
やはりこういった感じのものはあまり好きじゃないんだろうな。
出来れば松ちゃんの感想を聞きたかった。
松本 89点 大竹 94点 三村 93点 日村 94点 設楽 95点 計933点
■ロッチ
世界タイトルマッチの防衛線を控えた息子と母親のコント。
圧倒的不利というニュースを見てずる休みしたがってる息子と息子思いのコントは
何だかごっつのおかんとマー君を思い出した。
設定こそ違うけど何となく雰囲気が似てる感じがしたな。
でもそのせいでかこちらは面白く感じなかった。
1本目が面白かっただけに2本目の出来の悪さにちょっとがっかり。
松本 86点 大竹 89点 三村 86点 日村 85点 設楽 83点 計907点
キングオブコント2015の8代目王者はコロコロチキチキペッパーズに決定しました。
おめでとうございますと言いたいところだけど
今大会は近年まれにみるほど面白くなかった。
というか、面白いと思えたのはロッチの1本目のコントくらいで
その他も含め、番組的には今までのキングオブコントの中で最低だったと思うし
他のザ・マンザイなども含めて今まで見た中で一番最悪だったかも。
それくらい酷かった。
正直、95点以上が面白くて90点が普通、80点が最低点だろうな。
まさか審査で30点や50点台出すわけにはいかないだろうし
80点を出されたらもう最悪だったって感じかも。
大竹の点数が高かったのは基本となる最初のコンビに高得点を出してしまったせいだし
普通の点数をつけていたなら、もっと厳しいことになっていたんだろうな。
お客さんも面白くないのか得点が発表されてもシーンとしていたし
浜ちゃんの声だけが会場に響き渡っていたのでさみしい気持ちになったわ。
あれだけ酷かったら得点に一喜一憂できないだろうな。
浜ちゃんが審査員に感想を求めても必ず最初に困った顔をしながら喋り出すのが可哀想だったし
番組を盛り上げるために何とか絞り出してるように思えました。
浜ちゃんが途中、松ちゃんのリクルート タウンワークのCMを見て
あなた電車乗って何言ってんの?と言っていたのに笑ったわ。
というか、会場も冷めきってるのが分かったし
視聴率も年々悪くなっているのでそろそろ潮時のような気もします。
ここから出て行った人はほぼほぼ売れてないですしね。
優勝者で売れてるのはバイきんぐの小峠くらいか。
出演者には悪いけどダウンタウンが出てなきゃ途中でチャンネルを変えてたくらい酷かった。
これならダウンタウンを中心としてコント番組を1年に1回やって欲しいわ。
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