政府・与党が、生活必需品の消費税率を低くする軽減税率を適用する対象品目について、「酒類を除く飲食料品」「生鮮食品」「精米」の3案を軸に検討することになった。
自民・公明の与党が軽減税率の対象品目をまとめ3案を軸に検討するようですが
ほとんど意味のないものになりそうな予感が半端ないです。
上の画像が軽減税率の適用対象品目なのですが軸となる3案がこちら。
・精米
・酒、菓子、飲料、外食、その他加工食品を除いた生鮮食品
・酒を除くすべての飲食料品
これで思うのは精米って何?ってこと。
1つ上に米ってあるけど精米と米はどう違うんだろう。
玄米から茶色いぬかの部分を削って白いお米にすることを精米って言うけど
精米した時点で米だと思うのですが違うんでしょうか。
玄米を白米にする精米作業を軽減税率の対象にするってこと?
田舎には精米機があってそれで精米していたけど。
いまいち意味が分からない。
2案目は酒、菓子、飲料、外食、その他加工食品を除いた生鮮食品ですが
菓子や飲料、加工食品は省かないでいいんじゃないかと思います。
加工食品とは、食品になんらかの加工を施したものという認識ですが
例えば魚を煮付けや焼いたりして惣菜として販売すると
税率が高くなってしまうという何ともアンバランスなことになりそう。
ちくわやチーズなども加工食品ですし、現場が混乱すると思う。
じゃあ最後の酒を除いたすべての飲食料品が一番いいんじゃないかと思うけど
消費税1%辺りの減収額が6800億円と結構な試算額に。
まあこれも単純計算で買い控えなどの事を考えずに出したものだろうけど。
公明は軽減税率を8%にしたいみたいなことを言ってますが
10%から8%に軽減されても、8%の現段階から考えると税率の据え置きってのがね。
ちょっと前まで5%だったんだから3%の大幅アップになってるし
8%になって日が浅いからイメージ的に軽減された感がないので
2%ほど軽減されたからとて消費はあまり動かないような気がします。
じゃあ5%や3%にするかと言われると数兆円の減収に。
その分、物が売れれば試算で出した減収額にはならないだろうけど
やって見なけりゃわからないから怖いってのが本音だろうな。
でも各国の軽減税率はしっかり軽減されてる感が出てますからね。
増税と同時に軽減税率導入の方向へ 自公が合意し安倍首相も了承
いきなりすべてをやるのが怖いのであれば
何か1つを思い切って3%くらいにして消費の動向を見てみるのも面白そう。
それで税収のプラスマイナスを判断して追加で軽減すれば
消費も伸びるんじゃないかなと素人目線で思ったり。
何はともあれ、対象品目が決まったところで一体税率を何%にするかが問題。
公明党が言う8%なら消費が変わらず、ただ減収するだけのような気がしないでもない。
あれだったら一律にせずに食品は5%、お菓子や飲料は8%みたいに
大まかな品目で税率を変えるのもいいかと。
税収は確保したいだろうけど消費者が安っ!買いたい!って思えるような
思い切った税率にしてもらいたいです。
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