トヨタとホンダが1日違いでFCV(燃料電池車)を発表。ホンダは11月17日、東京・青山の本社で『FCVコンセプト』を、トヨタは同月18日、日本科学未来館で“世界初の市販FCV”となる『MIRAI』を公開した。
水素で走る車を市場に出すのは世界初ですって。
※画像はトヨタのMIRAI
何でも水素を空気と融合させて自ら発電しながら走るEVなので
ガソリン車やハイブリッドカーのようなエンジンを搭載せず
モーターのみで走る車なんだとか。
凄いですね。
ホンダは2015年度中に発売することを目標にしてるそうで
価格や明確な時期に明かしていませんでしたが
トヨタは723万6000円で12月15日から販売するそう。
さすがに初期段階だけあって高額だなと思うけど政府の補助金が最大202万円出るらしく
これにエコカー減税と自動車グリーン税制による減税分などを加えると
約225万円安くなり、実質約500万円で購入することができるそうです。
400台の販売を目指してるそうだけど
この価格帯ならエコ意識の高い人なら頑張れそうな値段じゃない?
いっぱい売れて数が作れるようになれば価格も抑えられるだろうし
一般に普及するスピードも上がりそう。
- 週刊ダイヤモンド2014年10/25[雑誌]特集1 トヨタを本気にさせた「水素革命」の真実
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このトヨタのMIRAIは4人乗り、最高速度は170kmで
ほぼガソリン車と変わりはないよう。
色々な条件などありますが満タンの状態での航続距離は
ハイブリッドカーであるアクアが約1300kmなのに対し
この水素で走る新型燃料電池車MIRAIの航続距離は約700km。
水素満タンでアクアの半分しか走らないじゃんと思っちゃいますが
これ二酸化炭素や排気ガスは出ずに、排出するのは水のみですからね。
クリーンにもほどがあるし、改良がくわえられれば航続距離も伸びるはず。
こうなってくると一番気になるのはやはり給油時間ですよね。
日産のリーフなど電気自動車は満タンにするには300円とべらぼうに安いですが
充電時間に8時間もかかってしまう事がネック。
急速充電したとしてもバッテリー80%になるには30分も必要で
遠出するのであればかなりの勇気と時間がいる。
でも水素なら3分でフル充電が完了するというガソリン車並みの速さ。
この時点でこの車最強じゃん!と思ってしまいますが
やはりガソスタならぬ水素ステーションの建設が大変ですよね。
ガソリンスタンドへの併設が一番なんだろうけど膨大な費用が掛かりそうです。
この辺は官民一体となってやっていくなんて話もあるそうですが
車屋、スタンドを持ってる会社などが一丸となって実施してもらいたい。
我が我がでバラバラになったらまた世界からおいていかれてしまう。
この分野では日本がしっかりとリードしてもらいたいので
ここは日本の会社が連携して乗り越えてほしいわ。
水素を低コストで大量に作る方法や値段もね。
水素の作り方
水素って1回の補給でお値段はいくらくらいなんだろうと思って調べたら
各地で商用水素ステーションを展開する岩谷産業いわく
水素1kgあたり1100円で販売するそうで
これはミライの燃料消費量から換算すればハイブリッド車の燃料費並みなんだとか。
トヨタの新型燃料電池自動車「MIRAI(ミライ)」発表会場からリポート!(前編)
初期段階でこれならば、水素ステーションが普及して
水素が大量い作られるようになれば、ある程度価格も抑えられるんじゃないかと思います。
そうすれば燃料が低価格でなおかつクリーンな車が誕生。
ホンダの社長は2020年とは言わないが
30年代にはFCVがいっぱい走っているようになればいいといってましたが
個人的にはぜひ頑張ってもらい、20年代での普及を目指してもらいたいものです。
そうなったら日本の道路が水でびっちゃんこになりそうだけど。
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