柊あおい原作、宮崎駿脚本、近藤喜文監督、スタジオジブリ制作のアニメーション作品。
読書が大好きな中学3年生の少女、月島雫は
愛読書の図書貸し出しカードに天沢聖司という名が必ずあることに気がつき
知らない彼への思いをめぐらす。
そんなある日、電車の車内で出会った猫に導かれ、地球屋という不思議な店に迷い込む。
18年前の映画ですが耳をすませば、いいですよね。
自分もこんな淡い恋心を抱きながら
学校生活を送りたかったな~って思えるような青春ラブストーリー。
ラブストーリーってほどのもんではないですが
あの初恋独特の初々しさがいい。
雫も可愛いし。
主題歌のカントリーロードがまた、この物語とあってます。
原曲はジョン・デンバーのTake Me Home, Country Roadsなんですが
いい感じに編曲されてて好きです。
コンクリート・ロードはあれだけど。
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セリフでも「やなやつ、やなやつ、やなやつ!」っての真似した女の子も多いと思います。
話的にも友達の好きな人が自分を好きで告白されたけどどうしていいかわからず
夏の神社の中、ヒグラシだけが鳴いてるってのが。
杉村もかわいそうですよね。
付き合ってる人なんていないって言ってたのに次の日には聖司が出てきて。
呼び出された時、すごい悲しい感じでしたし、俺嘘つかれてたのかよって。
あれは結構ショックですよ。
てかだんだん呼び名が変わっていくのがいいですよね。
月島だったのが雫になって、天沢君だったのが聖司君、聖司と呼び捨てになって
最後、2人の距離がぐっと縮まった感が出てるのがいい。
映画の舞台は東京都の京王線沿線の聖蹟桜ヶ丘駅周辺を描写した絵柄が多いそう。
昔、この街に憧れたな~。
あの坂を下りながら見る景色を俺もみたいな~って。
聖司君がストーカーみたいだと話題になってたりしますね。
図書館で雫の周りをウロウロしたり、図書カードに名前書くため先に借りたりと。
そう考えれば確かにストーカーっぽい。
あの時代ではそうじゃないけど今なら通報もんだで。
それはいいとして気になるのはこの2人のその後。
やはり中学生だし付き合いが続いたってことはなさそうですよね。
あれだけ好きだ好きだと盛り上がっていてもやっぱり子供だし
バイオリン作りで10年は海外に行ってしまうとなかなかね。
冒頭で図書館のバーコード化や家でもノートワープロとか言ってるし
当時はメールもネットも普及してないかと。
それに雫は小説家、聖司はバイオリン職人とやりたいことをお互い見つけてるし
自然消滅してしまってると考えた方がよさそう。
キス止まり、もしくはそれすらない可能性も。
個人的には2人が28くらいの時のその後を見てみたいです。
雫は小説家を諦めて出版社に勤めて忙殺される日々に嫌気がさしてて
ふと昔を思い出し実家に帰った時、地球屋に行くと海外から帰って来ていた聖司の姿があり
大人として再会するけど聖司は夢叶えてバイオリン職人になってるのに
私はいったい何をしてるんだ的な話になって・・・
それでも聖司のおかげで前向きになり、また時間を見つけて物語を書くようになって
そんな中、あの秘密の場所でずっと好きだったと10数年後にあの時と同じようにプロポーズされ
どうしようか悩んでしまうけど好きだったあの時の気持ちを思い出して・・・
なんてのを想像してしまう。
まあなんにしても羨ましい限り。
何度でも見たくなる映画です。
関係ないけど月島雫が何かに似てると思ったらクレヨンしんちゃんの野原しんのすけだった。
服の色が上下まったく一緒。
見ながらなんか似てると思ったけどしんちゃんだと分かった時
これだ!って大きい声が出たわ。
ま、どうでもいいんだけど。
★★★★★★★★★★
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