ONE PIECE 96巻　感想

ワンピース最新刊の９６巻が発売されたので感想なんかを書いてみようかなと。

今回もコミック発売しますよの記事で表紙予想をしていて
右にロジャー、左に白ひげ、真ん中におでんが陣取って
おでんの横にはトキとモモの助、トキに抱かれた日和って所だと予想したけど
左にロジャー、右に白ひげで真ん中おでんまではばっちりだった。

ただ、レイリーや赤髪、バギー、ギャバンのロジャー海賊団に加え
マルコ、ジョズの他にネコマムシやイヌアラシ、イゾウまで書いたらゴチャるので
シンプルにロジャー&白ひげ&おでん、そのそばにトキと子供たちでいいんじゃないかとしたけど
ロジャーのそばにレイリー、シャンクス&バギーがいて
白ひげのそばにはマルコとジョズとティーチが。

ルフィの予想を書くのを忘れていたのはご愛敬って感じだけど
主要人物たちもちゃんと描かれているとは。

人数少ないのはシンプル過ぎたか。

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おでんが白ひげ海賊団に正式加入し、人数も増えて大所帯になった時
隊長を決めるという話になり、おでんは２番隊隊長に抜擢。

ずっと欠番だった２番隊隊長を後にエースが請け負うことになってましたが
先代がおでんだったと思うと、その欠番の価値もグッと上がりますね。

エースを隊長にするためにわざと空けていたのではなくおでんという強者がいて
後にロジャーの船に移籍し船を離れたため後釜にするやつがいなく欠番扱いになっていたけど
ロジャーの息子のエースがおでんの後を継ぐと思うと感慨深いです。

十何年と欠番にしていたというのを見ても
白ひげにとっておでんは特別な存在だったとも思えるし。


おでんとの出会いから４年後、とある島に降り立った時に両海賊団が出会い戦闘に。

おでんが即効で襲い掛かりに行くとレイリーとギャバンが立ち塞がってましたが
ロジャーが戦いたかったのか２人にケガをさせられないと前に出て
神避(かむさり)という横一線の剣技でおでんを吹き飛ばしてたのが凄かった。

初めてロジャーの技が出てきた瞬間でしたね。
しかもあれだけ強者感を出していたおでんが吹っ飛んでいたのを見ても
後の海賊王と言われるだけあるなと思った。

そこで白ひげとロジャーがぶつかると今度は両刃の前で止まりとてつもない衝撃が。
いわゆる流桜の覇気なのですがやはりこの２人は化け物だわ。

こういったライバル関係っていうんですかね。
その衝突ってのも麦わらの一味で見てみた気もするんだよな～。
最悪の世代とは仲間意識じゃないけど共闘が多いですし
もっとこの２人のように命のやり取りをするような関係も見ごたえありそう。

やるとしてもローとキッドって感じだけど
ロートの命のやり取りってのはもう違うような気がするので
ロジャーと白ひげのような関係になるってのはないような気がします。

三日三晩戦うも最後は仲良く宝を物々交換していたのが面白かった。


両海賊団の戦闘は三日三晩続いたそうで何回か休戦があったようですが
シャンクスとバギーの会話の中にティーチは生まれてこの方、一度も寝た事がないと。
エースがバナロ島の決闘で人の倍の人生を歩んでると言ってましたが
寝ない分だけ人生が倍って意味だったんですね。

マルコも体が異形と言い、悪魔の実を２個食べる事が出来るってのがあるから
もしかしたら別の人格じゃないけど、魂が２つあるとかそんな感じで
だから倍の人生って説がネット上で指摘されていたけど、そちらの線もありそうです。


ロジャー海賊団に加入してからは色々なものを回収していってましたね。
シャンクスとバギーの北極南極どちらが寒いか問題や
空島、ウォーターセブン、そして魚人島での海王類の声などなど。

空島のあの文章を書いたのがおでんだったってのはびっくりでした。
ロジャーは万物の声は聞こえても古代文字は書けない。
だからこそロビンは驚いてましたが、光月おでんが訳していたとは。

ウォーターセブンでもおでんとフランキーは面識があったようだけど
今のフランキーは覚えてるんだろうか。

その辺も気になるところですがここでラフテルへロジャー達が到達。

夢にまで見た莫大な宝があったとありましたがそれらはすべてジョイボーイのもの。
宝を目の前にしてロジャー海賊団は涙を流し笑っていたし
ジョイボーイはとんでもない宝を残した、笑い話だとロジャーが言っていたけど
これが！？と笑えるような宝って事かね。

ワンピースは物だと確定してるのですがマジで何なんだろう。

ロジャーは名もないこの最後の島をラフテルと名付けたのですが
綴りはLaugh Taleで笑い話という訳だそう。
ビンクスの酒も関係あるようだし、ルフィらが明かしてくれるその日まで楽しみにしたいです。

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ロジャー海賊団は解散し、おでんはワノ国に帰るのですが
すでにカイドウとオロチに国は乗っ取られてしまっていてめちゃくちゃ。

おでんはオロチを襲いに行くもバリバリの能力で防がれ
さらに人質を取られていたので約束を果たしてもらうためバカ殿を演じることになるも
その約束を守るはずもなく、おでんは怒りカイドウと戦闘に。

カイドウの横っ腹にあった大きな傷はおでんがつけていたものってのが。
てっきりロジャーや白ひげ、ガープやセンゴク辺りかなと思っていた。
でもモモの助に変身したババアに気を取られてしまい敗北。

あそこであれがなかったらおでんはカイドウの首を取っていたでしょうね。
ルフィらの決戦で最後、モモの助に気を取られカイドウが敗北する展開だったら熱いわ。


おでんとトキが死にみんな散り散りになるのですが
傳ジローは自分のふがいなさや怒りでワンピース史上一番の形相に。
あれは本当に憎しみが全てそこに詰まったような顔をしてましたね。

そのせいか目は吊り上がり、髪は色が落ち、人相がまるで別人になったけど
その姿がまさに狂四郎！

自分を狂四郎と名乗り、オロチに取り入り２０年我慢し続けていたってのが凄い。
顔がまるで違うから傳ジローじゃないと思ってたけど
あの怒りや憎しみからの形相の変化なら納得だわ。

その傳ジローは作戦が漏れまくっていることに気づいていたのか
仲間にすら打ち明けることなくずっと我慢していたけどついにスパイが判明！

黒炭カン十郎！！

まさかカン十郎だとは思わなかった。
最初はしのぶが怪しいんじゃないかと言われていたけど
今思い返せば未来組でも事あるごとに行き先がバレていたんですよね。

ゾウに雷ゾウを名指しで探しに来たジャックだってそうだし。
あそこってビブルカードがないといけない場所なのにたどり着いてるって事は
カン十郎とドレスローザではぐれた際に雷ゾウのビブルカードを渡していたって事に。

そしてこれはネット上で見たのですが、カン十郎は刀や箸などは右手なのに
絵を描く時だけは左手で筆を持っていたとあり、そんなところに伏線があったなんて。

迫害を受けていたと紹介があった時は人の髪を引っこ抜いて筆にしていたので
そりゃ迫害されるわなんて思っていたけど、黒炭家の人間だったから迫害されていた訳だし
そう考えると色々ちりばめられていたんだなと思うと同時に作者の凄さを改めて感じた。

もちろん気づいた人も凄いわ。

船に乗っていたカン十郎は自身が描いた絵で本人はモモの助を捕らえていて
赤鞘が乗る小舟の前には軍艦ほどの大きさを誇る百獣海賊団の船が３隻。
絶体絶命の中でルフィ、ロー、キッドが登場し、海賊に任せろといったのはかっこよかった。

結局、キッドは光月家側についたのね。

ついたというよりキラーにしたことへの復讐だったり
自身がボコられたことへのリベンジの面もあるだろうけどなかなか難しいですよね。
ルフィは流桜を体得してるけど他のメンツは出来てないので
ロー、キッドだけじゃなく同じ世代のキラー、ゾロ、ドレーク辺りもついていけなさそう。

この戦いの最中に身に着けることは不可能だし・・・
まあそれらは次巻ですね。

９５巻は物語の核心に迫るものが本当に多くて本当に見ごたえあったわ。
全部の感想を書いてたらとても書ききれないので他の細かい感想は下記リンクで。

【ネタばれ注意】ワンピース 第965話 感想
【ネタばれ注意】ワンピース 第966話 感想
【ネタばれ注意】ワンピース 第967話 感想
【ネタばれ注意】ワンピース 第968話 感想
【ネタばれ注意】ワンピース 第969話 感想
【ネタばれ注意】ワンピース 第970話 感想
【ネタばれ注意】ワンピース 第971話 感想
【ネタばれ注意】ワンピース 第972話 感想
【ネタばれ注意】ワンピース 第973話 感想
【ネタばれ注意】ワンピース 第974話 感想


SBSではゾロの故郷シモツキ村の成り立ちが書かれてましたね。

霜月コウ三郎は閻魔を作りおでんに贈呈した後、５５年前に侍達とワノ国を密出国
大冒険の末、イーストブルーの土地へ上陸し、そこにいた人々を山賊から守り
そこで剣を教えていたら恋をしたので住み着くことにし、シモツキ村を作ったんだとか。

その子供がゾロの先生でもあったコウシロウなんだとか。

くいなとコウシロウは霜月って名字だったんですね。
霜月って事は当然、刀神リューマの子孫って事になるんだけど
くいなにゾロが１度も勝てなかったってのも頷けます。

そんなゾロももしてしてゾロの血筋って・・・と書かれていたのを見ても
おじいさん、もしくはおばあさんがワノ国出身者って感じかな。
ロロノアの性になってるのでおじいさんが婿に入ったか
もしくはおばあさんがロロノア家に嫁いだって感じだろうね。

いい情報だったわ。


河松ってトラフグの魚人だったんですね。
大入道のワダツミはオオトラフグの魚人でしたがオオが付くだけでその大きさは段違いだな。
ワダツミはオオトラフグの中でもまた稀な存在なんだろうか。
サンファン・ウルフとかオーズとかあれ系？

まあSBSにも書いてあったように河童と言い張ってるので河童でいいですが。


元々のモデルはキャラクター性が凄いと思い、渡辺直美をモデルにしていたけど
途中から師匠である徳弘正也先生が描いたターちゃんのヂェーンに似てると気づいたそう。
昔の痩せたころが可愛くて現在が太ってるなんてまさにですね。

ならワノ国終了後にはもしかしたら痩せた姿も拝めるかも。
ヂェーンも途中で痩せたりしていたし。
楽しみですね。


ロジャー海賊団の主要なメンバーがラフ絵で紹介されてましたね。
船長含め、２８名が名前付きで紹介されてたけど
スタンピードに登場した元ロジャー海賊団のダグラス・バレットがいなかった。

やはりあれはパラレルワールドなんだろうな。

金獅子のシキは原作に名前こそ出てきていたけど、当時のルフィじゃ１００％勝てない相手。
あくまでもパラレルワールドでの存在で原作とは違うって感じかも。

wiki見たけど覇王色の覇気を持っていて実力は海賊王に迫るもので
強さはレイリーと同等だったとバギーが言っていたそう。
本来であればロジャー、レイリーに続くのはスコッパー・ギャバンのはず。

ゴールドで金、シルバーで銀、コッパーで銅と名前が序列に関連しているだろうし
今回の白ひげ海賊団を迎え撃つとき、レイリーの横に立ったのがギャバンですもんね。
レイリーと同等の力を持っていて主要人物に紹介がないって事はないと思うので
あくまでも映画のためのキャラクターって所だと思いました。


今回の大将はモモの助を中心に猿のルフィ、犬のイヌアラシ、雉のマルコが登場し
鬼ヶ島へ鬼のカイドウを退治に行くというものでしたが
やはり決戦には不死鳥マルコが来るんだろうな。

マルコだけじゃなくイゾウも含めた白ひげ海賊団の残党も来そう。
おでんにゆかりがある面々だし、ビッグ・マム海賊団まで同盟を組んだ今
５０００人ちょいvs３万+ビッグ・マム海賊団の軍勢じゃいくら何でも多勢に無勢。
そこに元白ひげ海賊団やその傘下が加われば戦力拮抗して面白い事になりそう。

そんな予感を感じさせる大将の絵だなと思いました。

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