高木さん、何とかして西片とキスをしようと画策　からかい上手の高木さん 12巻 感想

からかい上手の高木さんの１２巻が発売されたのでその感想を書いていこうかなと。



今回の表紙、めっちゃいいですね！

銭湯帰りで風呂桶をもった２人が夜の街を並んで歩いているところだけど
夜なのに温かみのある絵本のような色合いに窓からこぼれる湯気
満天の星空の下、歩いている高木さんと西片の雰囲気が最高だわ。

今のところ高木さんの中の表紙で断トツ１番だと思います。


高木さんと西片が２年生になった時の話なのですが
元々、からかい上手の高木さんは春と夏、秋と冬を織り交ぜながら進み
１巻の２話目から２年生だったり、次はまた１年生だったりと時系列はバラバラ。

なのでここからが２年生の話って訳じゃないんですよね。
２年の時の話は体力測定もやってますし。

今回はそのしょっぱなの話なのですが高木さんがクラス替えが自分の中では重要と言うと
西片がサラッと高木さんと同じクラスならいいんだけどな～と攻めた発言をし
高木さんがクリティカルの時と同様、また固まってましたね。

まさか西片が自分と同じクラスになりたいと思ってて
それを声に出して言ってくれりゃ、固まるのも無理ないな。

その後、２年最初の勝負として高木さんがクラス分けを見に行き
表情で同じクラスかどうかを当てる勝負を持ち掛け
戻ってきた時のあの満面の笑みが可愛かった。

相当、嬉しかったんでしょうね。

読者的には一緒のクラスになるのは知ってたからあれだけど
また１年間よろしくねの笑顔も可愛いなと思いました。
センパイのくだりもね。


１００%片思いのクレーンゲームがお目見えし、変装してゲーセンに行くも
高木さんがそれを見越してきていたのが面白かったな。

ストーカーじみてると言えばそうなんだけど、何でここに？の質問に対し
好きだからだよと西片の事が好きだからとも読み取れる発言をしているのもまた。
いつ好意がバレてもいいですよという攻めた姿勢がいいですね。

結局、西片は脳内変換し、１００%片思いの事ねとしてましたが。

しかも最後は好きだからと言ったのは１００%片思いじゃないよ
私が好きって言ったのは・・・クレーンゲームとオチをつけてたけど
あの間は中学生男子にとっては悶々とさせられるね。

あからさまな好意だけど、そうだと断言はできないこの感じ。
そこにハマってしまいます。


握力を鍛えるあのかっこいいやつを学校に持っていき自慢してましたが
高木さんに部活もしてないのに意味あるの？と言われ
色々理由をつけるもことごとく潰されているのが面白かった。

確かに帰宅部の西片が鍛える意味がないですからね。
かっこいいから持ってきて高木さんに見せつけてるだけと思われるのもあれだし。

そんなやりとりをしながら握力のやつをぐにぐにやってると
今度は高木さんがいっちに、いっちにとリズムをとり始めたのが可愛かったわ。
西片を翻弄しようと途中でペースを速めるところも。

リズム取り終わって手がプルプルするほど疲れてるところに高木さんが手を出したので
疲労させての握力勝負かと思い、手を握ったら握力のやつを貸してほしくて手を出しただけ
手を握りたかったのかな？と嬉しそうに言っていたのがまた可愛い。

今度こそ正式に手をつないだでいいんじゃない？
川に落ちそうになって手を引き助けた時とは状況が違うし。

でもそうなっていたら西片は握力勝負と勘違いしただけだからと
必死に否定しそうだなと思いました。


朝からご飯にピーマンが入っていたことをバレたくない西片と
ピーマンだと見破り、自分も嫌いかのように見せかけ
西片をあぶり出す高木さんのやり取りが良かったわ。

というか、高木さんと西片の子供のちーちゃんがピーマン嫌いなのって
お父さんである西片からの遺伝だったんだな。

西片ちゃん pic.twitter.com/wrKC39ufUP

— 山本崇一朗.高木11ﾂﾊﾞｷ3将棋２ (@udon0531) June 16, 2019

この話の中でもし西片に料理を作ることがあったらさ
美味しいピーマン料理を作ってあげるよと言っていたけど
ちーちゃんにピーマンを食わせてるところを見ると西片が克服してない限り
西片も弁当にピーマンが入ってるんだろうなと思うと面白い。

西片はピーマン抜きでお願いしますと懇願していたけど
お父さんだけピーマン抜きって訳にはいかないですもんね。
何とか克服していればいいけど。

というか、料理を作ることがあったらと高木さんが言い、西片があるの？と返すと
いつかあるかもよと言ったやりとりが良かったですね。
読者は将来２人が結婚することを知ってるけど、２人はまだ付き合ってもいない頃。
いつかあるし、それが毎日になるんだよと勝手に思いを馳せてます。


高尾がUFO写真を捏造して騒いでるのを見て、高木さんと一緒に撮影に挑む回だけど
この回は正直、あまり好きではなかったかな。

宇宙人になったらの話の中で西方にならさらわれてもいいなというのはいいけど
石を投げてUFO捏造写真を作ってる最中にブレてそれっぽく撮れたけど
実は石ではなくUFOが後ろにいて、高木さんだけがそれを見たという話。

ここにUFOという非現実を持ってきてほしくなかったわ。

UFOや宇宙人に関して自分は西片と同じく肯定派ですが
中学生の男女のやりとりを微笑ましく思うのがいいのに
ここで本物のUFOを出してスッと消えましたってのはあまりに非現実的すぎて。

世界観が崩れると言うかなんというか・・・
俺はちょっと違うかなって思いました。

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いつも勝たせてもらって悪いからと西片にジュースを奢るのですが
お返ししなきゃなと思ってと言った時に目をつぶってと言い
西片はキスを想像するも蚊がいたから叩いただけ。

その後の何だと思った？何か違うことだと思った？と
全部分かってて問い詰める高木さんが可愛かったですね。
西片の前に出る時、クルンと回った姿もよかったし。

そこから高木さんの血液型を当てる勝負に入るのですが
当然、西片は負けてしまってジュースをあげる羽目になっちゃったんだけど
普通に間接キスしてるじゃん！って思った。

高木さんは平気だけど、西片がこれに反応しなくなったのを見ても
高木さんへの距離が近くなったのかなとも。
握力のやつの時でも照れずに手をつなぎに行ってたし。

その辺の微妙な違いもまた楽しめる要素だと思いました。


星座も血液型占いもまた１位だった西片が運便りのおみくじ対決に持ち込むのですが
高木さんが入れた超大吉を引くもキス出来たら勝ちと書いてあり
どうする？と言った時の高木さんの顔が良かったな。

別に私はキスしてもいいけどと言わんばかりのあの大人な顔。

結局、悩んでる間にユカリ&ミナ&サナエが来て人が来たのでノーカンと大声でいい
ユカリが察し、あの２人はまた何か男女の仲的なと顔を赤くしていましたね。
恋に恋しているから何でもないことまでそれに繋げちゃうけど
今回はキスするしないの話だったから、その妄想は当たってるかも。

その後、結局ノーカンになるもどこにしろとは書いてなかったのにね
私とすることしか考えてなかった？と言った時の高木さんと
それを聞いて顔を赤くする西方の表情が少し大人っぽく感じた。

というか、西片は星座も血液型占い１位でラッキーってのは当たってましたよね。
超大吉を引き、高木さんとキスできたのに。
自分で不意にしてしまったのがもったいないわ。


Twitterで２０１６年に公開されていたバレンタインをおまけ漫画とし
そのアンサー回でホワイトデーのお返しの回だったのですが
ゲタ箱に入れる、机の中に入れるなどの作戦がことごとく失敗し
結局、手渡ししていたのが初々しくて良かったですね。

去年描いたバレンタイン漫画 pic.twitter.com/IY47pSfqy1

— 山本崇一朗.高木11ﾂﾊﾞｷ3将棋２ (@udon0531) February 9, 2016

直接渡してほしかったから色々、策を講じていた高木さんも可愛かったし
勇気を出して渡した西片もやるじゃんって思ったわ。
緊張しすぎて筆箱を渡してたけどね。

でもこの筆箱のくだりをやるのであれば
もうちょっとニヤニヤ出来るエピソードの方が良かったかな。


家のお風呂が壊れた西片が銭湯に行くのですが
高木さんが何時に行くか聞いていたので待ち伏せされていると思い探すもいなく
少しさみしいと考えていたのを見て、そろそろ自分を騙しきれなくなる頃じゃないかなと。

もう完全に好きでしょ。

でも好きと認めてしまうといよいよ連載終盤って感じになるので
ネタが続く限りこの絶妙な距離感を保ったまま続けてほしいな。
終わらせるなら付き合い編から結婚し子供が生まれるまでやってほしい。

キスの勝負もどちらが勝ったか気になるし。

話戻して、高木さんは風呂の長さを考慮し先に入っていたのですが
一緒に飲み物を飲んだり帰ったりしてるのを見ても羨ましいな～って。
可愛い同級生と距離が近く、いつも一緒にいて色々な経験をしていけるなんて。
しかもあれだけ好意を向けてくれるとかね。

高木さんは家の人になんて言って銭湯に来たんだろう。
友達と行くとかそんなんかね。

帰り道もからかって楽しそうにしてたところに
西片が暗いし送っていくよとさらっといった事に対し
高木さんの照れた顔、可愛かったですね。

１２巻もずっとニヤニヤしながら２人のやり取りを見れたのが面白かったです。
１３巻も楽しみだな。

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