B'z 20作目のオリジナルアルバム「DINOSAUR」が発売されたので
その感想を書いていこうかなと。
今回は初回限定版という名のBlu-ray抱き合わせアルバムを購入したのですが
このビニールの上に貼ってあるシールが雑に切られた感じが荒々しくてよかったですね。
タイトルや裏面の曲名、歌詞カードの曲名など書き殴ったかのようなフォントも
アルバムタイトルのダイナソー(恐竜)に相応しいものになっていたと思います。
かっこいい。
そんな20枚目のアルバム「DINOSAUR」を聴いたのでさっそく。
DINOSAUR (初回限定盤)(Blu-ray付) 4,860円 Amazon |
01.Dinosaur 映画「ジオストーム」日本語吹き替え版主題歌
アルバムタイトルの曲なのですが冒頭、恐竜の鳴き声かのようなギターの音で始まり
稲葉さんの雄たけびで始まるロックな曲。
でも震えるような曲かと問われれば違うかな。
サビに曲調が2つある感じがしてちょっと違和感を感じる。
今を生きるのさのところが急に何か違うものが入り込んだ感じがして。
あそこはストレートにいってもよかったような気がします。
02.CHAMP 「セブンイレブン」タイアップソング
Aメロ、Bメロは好きなのですがサビのメロディはあんまりかな。
何か盛り上がりに欠けるというか、ぶっちぎる、ぶっちぎると言うところも
そこまでぶっちぎれてない感じがして。
名前負けしてるとまでは言わないですが
曲名のようにチャンプらしさ=B'zらしさが出たものがよかったかも。
ただギターソロ前の稲葉さんの歌詞にないささやきは何だか久しぶりな感じがした。
03.Still Alive TBS系日曜劇場「A LIFE~愛しき人~」主題歌
こちらはシングル曲なので下記リンク先に感想を書いてます。
やはり上の2つに比べると王道感があってこの曲好きです。
B'z ニューシングル「声明 / Still Alive」感想 4曲入りのシングルはB'z初
04.ハルカ
サビがサビらしくない曲でしたね。
歌詞カードを見ずに聴いていたらBメロかと思っちゃったくらい。
今のところサビだったんか!ってなりました。
取り乱す午後のところの溜めた感じからの松本さんのギターは好き。
05.それでもやっぱり
歌詞がめっちゃ切ない・・・
歌詞から伝わる悲壮感が半端ないわ。
もう絶対に2人のヨリが戻ることはないんだけど
「それでもやっぱり」と言う想いがひしひしと伝わってきます。
それでもやっぱり
戻りたいよできるのなら
仲良しな時代に
同じじゃなくていいからまた
笑って見つめ合える
瞬間が恋しい
こう別れた後って嫌なことじゃなく良い思い出が頭の中を駆け巡るんですよね。
歌詞にもあったようにこうしてればよかったなんて後悔の思いがよみがえるも時すでに遅しで。
その切ない歌詞に乗せ、松本さんのギターも泣いてましたね。
いい曲。
と言うか、この歌詞をよく見ると男の気持ちじゃなくて女の方の気持ちを描いてますね。
私のことをずっと抱きしめてくれたあなたの匂いと一人称が私だし
仲良しな時代と言う言い回しもどこか女性のような気もします。
何だか珍しいなと思いました。
06.声明 UCC BLACK無糖 TVCMソング
こちらもシングル曲なので下記リンク先に感想を書いてます。
やはりいい。
B'z ニューシングル「声明 / Still Alive」感想 4曲入りのシングルはB'z初
07.Queen Of The Night
タイトルのQueenの通りA、Bメロは女性のしなやかさを感じ
サビは戦ってる女性って感じがしてかっこいい。
月夜に開く白い花びらって表現も良いし
報われようと報われまいとただひたすら汗をかき後ろを見ないでひとり立つとあるように
とにかくがむしゃらに頑張るも表面は凛として戦う女性が見えてきます。
たとえ誰ひとり見ちゃいなくても
全身全霊で咲き誇って見せようって力強い歌詞が好き。
08.SKYROCKET
サビは正直そんなでもないけど、Aメロのかっこよさは良いね。
楽しくなると言うか、自然と右へ左へと体が動き手を叩きたくなる曲調。
スカイロケットと言う曲名から勝手に空を突き抜けるロケットかのような
激しい疾走感ある曲だと思っていただけにもうひとつだったかな。
サビで盛り上がって欲しかった。
09.ルーフトップ
う~ん・・・
盛り上がりに欠ける曲と言うか、アップダウンもなく記憶に残りづらい曲って感じ。
疲れた中でプールを泳いでる感覚。
10.弱い男
これはちょっと面白い曲ですね。
とにかく弱い弱いを連呼しているくせに
早晩がっかりさせるぜとマイナスな事に自信満々なのが面白い。
最後の稲葉さんのはあ~ってため息まで流れがよかったし
何よりサックスのソロがクソかっこよかったわ。
11.愛しき幽霊
愛しき幽霊って曲名が良いね。
実際に幽霊を愛しているわけでも恋人が死んじゃったわけでもなく
別れていなくなった人を愛しき幽霊としているのがセンスいい。
こちらは「それでもやっぱり」とは違い、男の想いを歌った曲かな。
まずい愛し方しか出来ないまま手を離してしまった
きっとあなたが聞きたがっていた言葉もかけられずってのが切ない。
分かっていてもなかなか言葉が出てこないもんなんですよね。
男が言いたい言葉と女が聞きたい言葉が違うし。
ただ、メロディーは単調だったように思えました。
12.King Of The Street 「真三国無双8」テーマソング
いいんだけどもうワンパンチ足りないような感じ。
サビもABメロも悪くないんだけどね。
うおー!ってのがない。
でも何回か聴くとメロディを覚え、いいじゃん!ってなりそうな曲だと思います。
AメロあたりはなんとなくですがBURN -フメツノフェイス-に似てるかなと。
13.Purple Pink Orange
B'zらしい壮大かつ力強いバラードですね。
終わり方こそ唐突だったけど、情景が目に浮かぶようなメロディーがよかった。
このPurple Pink Orangeって初め目にしたとき
いったいどんな意味があって、どんな曲に仕上がるんだろうと謎でしたが
暮れゆく空の色を表したものだったんですね。
それを色の羅列で表現する稲葉さんのワードセンスが光ります。
さすが太陽のKomachi AngelやSUPER LOVE SONG、ultra soulを生み出した男です。
と、そんなこんなで20作目のDINOSAURを聴き終わったのですが
名盤キターー!って感じのアルバムではなかったかな~。
どのアルバムでも1つはこれだ!ってのがあるけど今回はそれがない印象。
だからこそシングル曲のStill Aliveがものすごい異質に感じるんでよね。
あれだけめちゃくちゃ完成度が高い。
まあすべて所見での感想ゆえ、前にも書いた通りヘビロテすると違う感じに聴こえるだろうし
だんだん好きになっていく曲も出てくるかと思われるけどね。
ただ、俺の好きな疾走感のある王道ロックはなかったし
恐竜と言うタイトルだったのでハードな荒々しいものを想像していただけに
思っていたのとはちょっと違う感じだったかもしれません。
後は初回限定版のBlu-rayに収録されていたROCK IN JAPAN FES 2017の特典ライブ映像。
01.さまよえる蒼い弾丸
02.Liar!Liar!
03.さよなら傷だらけの日々よ
04.有頂天
05.裸足の女神
06.イチブトゼンブ
07.Still Alive
08.衝動
09.juice
10.ギリギリchop
11.ultra soul
さまよえる蒼い弾丸から始まったのですがめっちゃかっこいいですね。
稲葉さんも両手を激しく振ったり、ぐるぐると回ったり
大きくジャンプしたりととても50代に見えないアグレッシブさ!
そして松本さんの決して衰えることのないギターテク。
2人が絶え間ない努力をしているからこそなしえることなんだなと改めて思いました。
次々と名曲が演奏されていって裸足の女神では
お客さんと一緒にナナナ~♪と歌ってるのとか鳥肌立つし
稲葉さんが松本さんのギターにマイクを向け音を拾った後
お互いが笑顔になるのがいいね。
この曲は本当に最高!
青春だわ。
それにしてもStill Aliveはライブに映えますね!
あの最後のたたみ掛けとかアドレナリンでまくりの興奮しまくり。
衝動も!juiceも!ギリギリchopも!ultra soulも!
もう凄いかっこいい。
11曲も入ったライブ映像入りのアルバムは少し高価になるけど
これにして正解だったなと思わせるほどパワフルなライブでした。
juiceで策の棒に寝転がって歌ってたのもいいし、ベイベーの掛け合いも最高。
最後、アンコールで出てきた稲葉さんの服にRock Starの文字もあったし
本当にロックスターって感じがします。
B'zファンでよかったです。
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