君の名は。　感想

【君の名は。】


東京に暮らす少年・瀧と飛騨の山奥で暮らす少女・三葉の身に起きた入れ替わり
１２００年ぶりに地球に接近するというティアマト彗星を巡る出来事を描く
新海誠監督の長編アニメーション作品。



興行成績２５０億を超え、邦画の興行収入で歴代２位を記録した作品なのですが
大ヒットのせいでハードルが上がりまくってるため、期待しないで見たほうが良いよといわれ
かなりハードルを下げて見たおかげでなかなか面白かったです。

東京に住んでいる瀧と飛騨に住んでいる三葉の体が入れ替わり
それぞれがその生活を楽しむのですがこれがまたエロイのなんのって。

男女の体が入れ替わればやることはひとつで男のほうは女のおっぱい揉みまくり。
これもしテレビ放映になったら家族団らんで見るとかなり気まずいと思う。
一度だけじゃなく体が入れ替わるたびに揉んでるし、重要なシーンのためカットできないからな。



まあ思春期の少年の体が女になったらそうなるのも仕方がない。
三葉も瀧の下半身を触ってひゃー！なんてシーンもあるしお互い様なんだけどね。

妹の四葉との乳揉みのくだりは面白かったです。
最後の泣きながらの揉むシーンにやばいよやばいよと出川張りに連呼していたのに笑った。

まあこの辺を長々と感想を書いてもしょうがないので次に。

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体の入れ替わりが起こってお互いを知り好きになり
会いに行ってめでたしめでたしって感じかなと思っていたけど
実は同時刻での入れ替わりではなく、三つ葉は３年前の人で
しかもその入れ替りの出来事が起きてる時に飛騨の村に隕石衝突し壊滅とか。



これはちょっと衝撃だったわ。

三つ葉のことが好きになり始め、会いたくなり会いに行ったら村は湖になり
しかも犠牲者名簿には三葉の名前も記載されてて。

体が入れ替わるってだけでもびっくりな体験なのに
その変わっていた相手は実は３年前に死んでいたとか心が壊れるでしょ。

それでも三葉を助けたい一身で口噛み酒を飲み過去に戻り
三葉の体を借りて町を救おうと必死に説明するけど受け入れてもらえず
最後はダイナマイトで発電所を爆破して町内放送で逃げろと誘導するのにびびった。

これ友達はよく三葉(瀧)の隕石が落ちるということを信じたよな。
発電所をダイナマイトで爆破とか普通にテロ行為だし、思いっきり犯罪なのに。
まあそれだけ信頼が厚かったんだろうけど、俺だったら信じることはできないわ。

その後、三葉になっていた瀧はもう一度、口噛み酒を飲んだ場所に戻り
その頂上で３年後にいる瀧に入れ替わっている三葉と時空を超えて話すのですが
あそこで疑問だったのはなぜ三葉が隕石衝突して死んだ記憶を持っていたのか。

瀧になって３年後の自分の村を見て壊滅していたのを目の当たりにしたけど
彗星が落下して死ぬ前の三葉だから死んだ記憶はないはずなのに。
彗星が落ちたのを客観的に認識しても、体感的に認識するのは謎。

時空を超えて出会ったことなどは気にならないけど
そっちの認識のほうはちょっと気になりました。

それはそうと口噛み酒を瀧はよく飲んだな。

米を口に含みくちゃくちゃして、液状化したものをビンにつめ
それを発酵させたお酒なのですが飲んだことで三葉本人に変態！と言われるくらいの物。
あれはいくら好きな人とはいえ飲めん。

この口噛み酒は作る工程をやっていたのですが
妹の四葉が巫女の口噛み酒という名前にして
生写真とメーキング動画をつければ売れると豪語していたのに笑った。

確かにマニアの人には爆発的に売れるだろうね。

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最後、彗星落下前に入れ替わり三葉がみんなを避難させるため頑張ったおかげで
未来が変わり奇跡的にほとんどの人が助かったってのはよかった。

正直、どっちに転ぶか分からないで見ていたので
ハッピーエンドに終わったのを見てほっとしました。



ただ、入れ替わり後は記憶が薄れお互いの名前さえ忘れてしまったのですが
心のどこかでずっと探していて東京で偶然再会したのもよかったです。
あれから瀧は５年、三葉は８年という月日が経って大人になっていたけど
再開せずにお互い別々の道を歩んで終わりとかじゃなくて安心しました。

とまあ、ハードルを下げまくったおかげで十分楽しめた作品だったと思います。

ちなみにこの映画は２回目のほうがある程度理解できるし楽しめると思う。
所々に入る三葉にとっての未来の出来事や瀧にとっての過去の出来事が交差してるのが分かるし
あれはこのシーンに繋がっていたんだというのが分かっていいですよ。
あの組みひもの件ね。

１泊２日のレンタルだったので次の日にもう１度見てより楽しめました。

他で言えば主題歌を歌っていたRADがよかったな。
歌詞がストーリーにリンクしている感じがしたし、前前前世の入り方がかっこいい。
夢ではなく自分たちが現実に入れ替わっていると気づいたときに入ったのですが
あれはちょっとぞくっとするくらいいい演出だった。

三葉に入った瀧がバスケをやっていて着地したときのおっぱいの揺れや
奥寺先輩の色気なども楽しめたし、てっしーとさやちんが結婚したのもよかったです。

というか、瀧って名前だったんですね。
俺はてっきり滝廉太郎的な苗字かと思っていただけに名前と知ったときはびっくりしました。
ピエール瀧的な感じだったとは露知らず。

まあそれはいいとして映像はきれいだったし三葉も可愛いし
ファンタジーとしてみると楽しめると思います。

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