【シン・ゴジラ】
東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出し、海底を通る東京湾アクアラインでも崩落事故が発生。
政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める中
矢口内閣官房副長官はネット上の一般人の動画や目撃報告から巨大生物の可能性を示唆。
失笑されるも巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され東京へ上陸していくパニック映画。
【出演】
長谷川博己 竹野内豊 石原さとみ 大杉漣 柄本明 平泉成 市川実日子 國村隼 鶴見辰吾
今までのゴジラ映画とは一線を画す作品になっていましたね。
ゴジラを中心としたパニック映画ではなく政治色の強いメッセージ映画になっていたと思う。
本当にゴジラが東京にやってきたら政府はどう対応するか
それに焦点を置いて描かれていたのがよかったわ。
東日本大震災でも見せた民主党政権のごたごたにも似た政府の対応や
何の役にも立たない学者たちが右往左往する中で
ネット上の一般人の動画や目撃情報が速報性を持ち進んでいくのが現実を見ているかのよう。
政府の有識者を読んでの会議なども結局正体不明のものには対応が出来なかったり
官房副長官の矢口がネット上での目撃情報などで巨大生物の可能性を示唆しても
専門家がそうは言ってない、議事録に残るんだから、政府の恥と切り捨てたのは腹立ちました。
専門家がすべてではないですからね。
利害関係なくネット探偵している奴らの方が正しかったりするときもある。
だからと言ってすべてをうのみにするのは危険だけど。
東日本ではワンピースの尾田が15億円の寄付をしたなんてデマを流すアホもいるし
熊本地震でも動物園からライオンが逃げたなんて嘘ついたやつも。
見極めが難しいけど専門家じゃなく不確かなネット情報だからと切り捨てるのは違うかな。
今回の映画ではニコニコ動画のように横から文字が流れる動画があったり
ネットでの反応なども映画に撮り込んでいたのは面白かった。
出来れば2ちゃんのスレッドも面白いスレタイで立ってるものとかも入れてほしかった。
後、政府の発表が凄く滑稽でしたね。
ネット上で目撃情報が相次いでいる中、それが報告例として挙がっていても信じずに
専門家が大丈夫だと言ったからと言って適当な情報を政府から発信するなんて。
結局、ネットの目撃情報と同じくテレビに巨大生物が映し出され発言を修正。
上陸はしないと言っていたものが上陸し、また修正。
政府の発表が嘘だらけのようになってしまったことが何だか日本らしいなと思ってしまった。
その中で一番よかったシーンは自衛隊の出動シーン。
ゴジラという正体不明の巨大生物が東京の街をなぎ倒し進む中
戦後初の武力行使命令を出し、自衛隊がゴジラに攻撃をするのは痺れましたね。
まあそれも民間人の避難が出来ていないからと1度撤収となり
さらに被害を広げる形になってしまった部分もあったり
憲法が邪魔して武力行使を決断できないなどあったけど
東京の空を低空で自衛隊の攻撃ヘリが進んでいく姿は頼もしかったわ。
その後、一度姿を消すのですが再上陸の際は国民保護サイレンを流してほしかった。
その辺のリアリティも欲しかったけど自衛隊がもうかっこ良すぎる。
再上陸の際、多摩川を最終防衛ラインとし戦車隊が集結。
ヘリも編隊を組んで機関砲などで一斉攻撃し、誘導弾、戦闘機からのミサイル発射
自衛隊が総攻撃を仕掛けるシーンは良すぎた。
何という頼もしさ!と思ったけどゴジラは究極の進化を遂げた存在。
全く効かない上に足取りを止める事さえできず自衛隊の完敗。
ついに日米安保を適用し、アメリカ軍の空爆が始まった時も凄かったな。
攻撃は夜間に行われ遠くからの視点からその様子が映し出されていたけど
真っ赤に染まりながら東京で空爆が行われてるのは本物の戦争を感じさせるようで怖かった。
けど、一番ビビったのはゴジラの攻撃!
アメリカ軍が攻撃しまくっている中、背びれが白く光り出し口から大量の火を吐き
東京が炎に包まれた時、うわ~すげー!と思った矢先
段々炎が白紫の一点集中型になり、ビームとなってビル群を破壊していく様にゾクゾクした。
ビーム前の火力でさえ周辺を殲滅し背中からのビームでアメリカ空軍は全滅
光線で薙ぎ払い東京が壊滅し、総理らも死亡。
世界最強のアメリカ軍がちっぽけに見えるほどの破壊力はすさまじかった。
でもこの攻撃失敗によって下された国連の決定がちょっと腹立ったかな。
アメリカを中心とした多国籍軍を国連が決定し、核ミサイルでのゴジラ排除に向け動くとか。
何で東洋の島国に3発目の核ミサイルを落とされなきゃいけないんだよ。
広島・長崎に落とされ日本国民がどれほどの目にあったか。
とも思うのですが、あのゴジラを見るとそれ以外に攻撃方法がないのかなとも思うけど
やはり3発目を落とされるのは日本国民としては許しがたいわ。
そんな思いもあってか、日本はゴジラの存在に気づいていた教授の資料を調べ上げ
凝固剤によるゴジラ凍結作戦を行うのがよかったね。
映画としての迫力こそ書けるかもしれないけど、日本人らしい止め方だなとも。
その作戦も日米合同の攻撃を開始してビームを出し尽くさせ
日本が世界に誇る新幹線で足元を攻撃し倒してから凝固剤を口から注入。
復活したら今度は山手線などの無人在来線でさらに足元を攻撃し再度注入。
この電車群での攻撃は狭い中、敷き詰められた日本ならではだなと感じました。
イージス駆逐艦からの巡航ミサイル発射、しビルを爆破しゴジラの上に落としたりし
何とか凝固に成功しゴジラに勝利。
よかったな~と思ったんだけど、あまりにも歓喜の声がなく
見ているこちらとしては素直に喜べないというか・・・
もうちょっとハリウッド映画のように成功したら声をあげ喜んでもよかったのに
日本人の美徳なのか分からんけど、静かにしていたのが気になりました。
気になるといえば、冒頭の政府の会議のシーン。
あそこに出ていた役者の演技が下手過ぎ。
何であんな感情なくみんな喋っていたんだろうってくらい。
主人公の矢口役の長谷川さんや竹野内豊は良かったんだけど
政府の役職についていた人がもれなくへたくそって・・・
後、一般人の逃げ惑う人らも棒読み過ぎて。
みんなが他の人のセリフを待っている感も見え隠れしていたように思えます。
明らかに日本の危機なのにスピード感がなかった。
ある意味、スピード感のなさは正解なのかもしれないけど。
そして一番気になったのはゴジラの第一形態。
最初に出てきた時はまだ立ち上がることも出来ず
東京をはいずり回るだけのバカでかいトカゲだったのですが
目がくりっくりでアホ面というか何というか。
津波のような勢い船をなぎ倒し川を上っていく迫力はリアルだったけど
出てきたのがあれじゃこの映画大丈夫!?と思った次第です。
第4形態まで進化してようやくゴジラ本来の姿になった時は安堵しました。
後、これはストーリーには関係ないのですがゴジラに襲われ東京がヤバイトキ
各国首脳から哀悼の意を表したりしたとの情報があったけど
出来れば各国のニュースや国民の驚きの表情などが欲しかったな。
日本国民の絶望感もあまり描かれてなかったし。
それでも武力行使命令からの自衛隊出動決定で政府側の人間は安心したけど
先の戦争で日本政府の楽観視が300万人という犠牲を出したことを出し
根拠のない楽観は禁物ですと矢口が言ったのは良かったね。
想定外のことも考えておかないと東日本大震災の大津波や福島第一原発と同じように
楽観視して飛んでもないことになりかねない。
あの場を引き締めたところにリーダーシップを感じました。
と言った感じでいい所といまいちなところが混在していたけど
政府のゴジラ対応というところに焦点を置いた映画は斬新だったし
自衛隊のかっこよさ、頼もしさに痺れました。
おすすめです。
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東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出し、海底を通る東京湾アクアラインでも崩落事故が発生。
政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める中
矢口内閣官房副長官はネット上の一般人の動画や目撃報告から巨大生物の可能性を示唆。
失笑されるも巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され東京へ上陸していくパニック映画。
【出演】
長谷川博己 竹野内豊 石原さとみ 大杉漣 柄本明 平泉成 市川実日子 國村隼 鶴見辰吾
今までのゴジラ映画とは一線を画す作品になっていましたね。
ゴジラを中心としたパニック映画ではなく政治色の強いメッセージ映画になっていたと思う。
本当にゴジラが東京にやってきたら政府はどう対応するか
それに焦点を置いて描かれていたのがよかったわ。
東日本大震災でも見せた民主党政権のごたごたにも似た政府の対応や
何の役にも立たない学者たちが右往左往する中で
ネット上の一般人の動画や目撃情報が速報性を持ち進んでいくのが現実を見ているかのよう。
政府の有識者を読んでの会議なども結局正体不明のものには対応が出来なかったり
官房副長官の矢口がネット上での目撃情報などで巨大生物の可能性を示唆しても
専門家がそうは言ってない、議事録に残るんだから、政府の恥と切り捨てたのは腹立ちました。
専門家がすべてではないですからね。
利害関係なくネット探偵している奴らの方が正しかったりするときもある。
だからと言ってすべてをうのみにするのは危険だけど。
東日本ではワンピースの尾田が15億円の寄付をしたなんてデマを流すアホもいるし
熊本地震でも動物園からライオンが逃げたなんて嘘ついたやつも。
見極めが難しいけど専門家じゃなく不確かなネット情報だからと切り捨てるのは違うかな。
今回の映画ではニコニコ動画のように横から文字が流れる動画があったり
ネットでの反応なども映画に撮り込んでいたのは面白かった。
出来れば2ちゃんのスレッドも面白いスレタイで立ってるものとかも入れてほしかった。
- シン・ゴジラ Blu-ray2枚組/東宝
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後、政府の発表が凄く滑稽でしたね。
ネット上で目撃情報が相次いでいる中、それが報告例として挙がっていても信じずに
専門家が大丈夫だと言ったからと言って適当な情報を政府から発信するなんて。
結局、ネットの目撃情報と同じくテレビに巨大生物が映し出され発言を修正。
上陸はしないと言っていたものが上陸し、また修正。
政府の発表が嘘だらけのようになってしまったことが何だか日本らしいなと思ってしまった。
その中で一番よかったシーンは自衛隊の出動シーン。
ゴジラという正体不明の巨大生物が東京の街をなぎ倒し進む中
戦後初の武力行使命令を出し、自衛隊がゴジラに攻撃をするのは痺れましたね。
まあそれも民間人の避難が出来ていないからと1度撤収となり
さらに被害を広げる形になってしまった部分もあったり
憲法が邪魔して武力行使を決断できないなどあったけど
東京の空を低空で自衛隊の攻撃ヘリが進んでいく姿は頼もしかったわ。
その後、一度姿を消すのですが再上陸の際は国民保護サイレンを流してほしかった。
その辺のリアリティも欲しかったけど自衛隊がもうかっこ良すぎる。
再上陸の際、多摩川を最終防衛ラインとし戦車隊が集結。
ヘリも編隊を組んで機関砲などで一斉攻撃し、誘導弾、戦闘機からのミサイル発射
自衛隊が総攻撃を仕掛けるシーンは良すぎた。
何という頼もしさ!と思ったけどゴジラは究極の進化を遂げた存在。
全く効かない上に足取りを止める事さえできず自衛隊の完敗。
ついに日米安保を適用し、アメリカ軍の空爆が始まった時も凄かったな。
攻撃は夜間に行われ遠くからの視点からその様子が映し出されていたけど
真っ赤に染まりながら東京で空爆が行われてるのは本物の戦争を感じさせるようで怖かった。
けど、一番ビビったのはゴジラの攻撃!
アメリカ軍が攻撃しまくっている中、背びれが白く光り出し口から大量の火を吐き
東京が炎に包まれた時、うわ~すげー!と思った矢先
段々炎が白紫の一点集中型になり、ビームとなってビル群を破壊していく様にゾクゾクした。
ビーム前の火力でさえ周辺を殲滅し背中からのビームでアメリカ空軍は全滅
光線で薙ぎ払い東京が壊滅し、総理らも死亡。
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でもこの攻撃失敗によって下された国連の決定がちょっと腹立ったかな。
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広島・長崎に落とされ日本国民がどれほどの目にあったか。
とも思うのですが、あのゴジラを見るとそれ以外に攻撃方法がないのかなとも思うけど
やはり3発目を落とされるのは日本国民としては許しがたいわ。
そんな思いもあってか、日本はゴジラの存在に気づいていた教授の資料を調べ上げ
凝固剤によるゴジラ凍結作戦を行うのがよかったね。
映画としての迫力こそ書けるかもしれないけど、日本人らしい止め方だなとも。
その作戦も日米合同の攻撃を開始してビームを出し尽くさせ
日本が世界に誇る新幹線で足元を攻撃し倒してから凝固剤を口から注入。
復活したら今度は山手線などの無人在来線でさらに足元を攻撃し再度注入。
この電車群での攻撃は狭い中、敷き詰められた日本ならではだなと感じました。
イージス駆逐艦からの巡航ミサイル発射、しビルを爆破しゴジラの上に落としたりし
何とか凝固に成功しゴジラに勝利。
よかったな~と思ったんだけど、あまりにも歓喜の声がなく
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もうちょっとハリウッド映画のように成功したら声をあげ喜んでもよかったのに
日本人の美徳なのか分からんけど、静かにしていたのが気になりました。
気になるといえば、冒頭の政府の会議のシーン。
あそこに出ていた役者の演技が下手過ぎ。
何であんな感情なくみんな喋っていたんだろうってくらい。
主人公の矢口役の長谷川さんや竹野内豊は良かったんだけど
政府の役職についていた人がもれなくへたくそって・・・
後、一般人の逃げ惑う人らも棒読み過ぎて。
みんなが他の人のセリフを待っている感も見え隠れしていたように思えます。
明らかに日本の危機なのにスピード感がなかった。
ある意味、スピード感のなさは正解なのかもしれないけど。
そして一番気になったのはゴジラの第一形態。
最初に出てきた時はまだ立ち上がることも出来ず
東京をはいずり回るだけのバカでかいトカゲだったのですが
目がくりっくりでアホ面というか何というか。
津波のような勢い船をなぎ倒し川を上っていく迫力はリアルだったけど
出てきたのがあれじゃこの映画大丈夫!?と思った次第です。
第4形態まで進化してようやくゴジラ本来の姿になった時は安堵しました。
後、これはストーリーには関係ないのですがゴジラに襲われ東京がヤバイトキ
各国首脳から哀悼の意を表したりしたとの情報があったけど
出来れば各国のニュースや国民の驚きの表情などが欲しかったな。
日本国民の絶望感もあまり描かれてなかったし。
それでも武力行使命令からの自衛隊出動決定で政府側の人間は安心したけど
先の戦争で日本政府の楽観視が300万人という犠牲を出したことを出し
根拠のない楽観は禁物ですと矢口が言ったのは良かったね。
想定外のことも考えておかないと東日本大震災の大津波や福島第一原発と同じように
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あの場を引き締めたところにリーダーシップを感じました。
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