東京証券取引所は14日、東芝株を上場廃止の恐れがあることを示す「監理銘柄」に15日付で指定すると発表した。
あらま~。
特設注意市場銘柄は証券取引所が上場廃止にする程ではないけど
企業の内部管理体制を改善する必要性が高いと判断した場合に指定する銘柄なのですが
それより一歩進んだ上場廃止になる可能性がある銘柄を
投資家に周知させるための監理銘柄になったようです。
不正会計問題の他、米原発事業で7000億円の損失を出し
2016年末に株価が大きく値を下げたのですが
その後は200前後で何とか踏みとどまっている様子。
主力のフラッシュメモリなど半導体事業を分社化し、株式を売却など
売った後はもう何も残らないなんて言われていますがなぜ買う人がいるんでしょうね。
やはり大企業だから国が守ってくれるという思惑があるんだろうか。
菅官房長官は東芝支援策を政府として検討している事実はないと明言してるし
今回の監理銘柄行きで手詰まりのような気がするけど。
この7000億円とも言われる損失だって1兆円になる可能性もあると言われてるし
決算だって何度も先送りにして経営陣には反省の色が見えないと掲示板でも話題で
売り煽りと買い煽りが壮絶な合戦を繰り広げてて。
東芝は巨額損失の発生で損失額が資産額を上回り
年度末の債務超過が不可避の状況だってのになぜ。
- 週刊東洋経済 2017年2/4号 [雑誌](東芝解体 沈没する19万人企業)/東洋経済新報社
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まさかサザエさんを一社提供で支えてきた大企業がこうなるとは思わなかったな。
自分はパソコンが東芝のダイナブックですがそれもなくなってしまうのだろうか。
今回の措置で東芝側の改善策が不十分と判断された場合
東芝株は上場廃止となるようだけどどうするんでしょうね。
上場廃止になると資金が集まらないから経営はかなり厳しくなるが
創業者や銀行、取引先など特定の相手から十分に資金を調達できていれば問題ないそう。
でも今の東芝にその資金を調達できるか疑問だわ。
そうなるともう後は倒産しかないような気がするけど、事業売却で何とか出来るんかね?
半導体事業が損失額と同じくらいの価格で売れるなんて聞くけど。
それでも上場廃止となった場合、株券はどうなるんだろう。
文字通り紙くずになる?
気になったので調べた見たのですが上場廃止には大きく分けて3つあるそう。
1つ目は会社買収により上場廃止になった場合は会社指定の価格で買い取り。
2つ目は上場要件を満たせず廃止になった場合は売買が出来ないだけで株は残る。
3つ目は会社が破たんし廃止になった場合は0円に(100%減資の場合)。
http://www.mag2.com/p/money/2662
東芝の場合、2に当てはまり、運が悪いと3つ目に当てはまる可能性があるよう。
俺の中での上場廃止のイメージは3つ目で1つ目も最近覚えたのですが
2つ目の株券は残り、売買が出来ないだけの状態があるのは知らなかった。
再上場したらまた売買が出来るとかそういうことなのかね。
それなら今、東芝の株を買う理由も分かる気がする。
以前、JALが上場廃止になったことがあったのを思い出し調べてみたら
あの時は会社更生法を適用し、100%減資をしたため株の価値は0円になったそう。
それから公的資金を注入し再上場を果たし値が付いたけど
以前とは別物の為、上場廃止になった時点で株主は大損こいたということだから
3つ目の上場廃止になったのか。
今回の東芝はいったいどうなるんでしょうね。
明日は大きく値を下げそうだけど、そう思ってた株価が吹き上げるってことはあるし
どっちに転ぶかさっぱり分からんわ。
ただ、改善策が十分と見なされた場合、特注銘柄指定が解除され
監理銘柄指定も同時に解除されるので、それを狙って買う人も多そうです。
どうなる事やら。
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