子供の頃に見た甲子園で演奏する白戸高校の吹奏楽に憧れた女の子と
その試合で9回大逆転を果たした白戸の野球に憧れた男の青春映画。
【出演】
土屋太鳳 竹内涼真 葉山奨之 堀井新太 小島藤子 松井愛莉 平祐奈 山田裕貴
志田未来 上野樹里
これはかなり評価が難しい映画。
全体的にはそこまで悪くないんだけど細かいところが気になり
なぜ?と思うようなところも多々あったように思えます。
まずよかったところはいつも下を向いて歩いていた内気な女の子が
子供の頃、甲子園で演奏する白戸の吹奏楽に憧れ入部するのですが
名門だけあって練習に追いつけず、色々迷惑をかけるんだけど
好きな人が出来てその人との約束の為に健気に頑張るところがいい。
同じ甲子園のテレビを見て道こそ違うけど夢を共有し
それに向けて頑張るさまはまさに青春映画って感じでした。
特に吹奏楽のトランペットってところが自分が一番共感できるところ。
自分も子供の頃、吹奏楽部に入っていてトランペットを吹いていたので
マウスピースでの練習など懐かしいと感じるものが多かったです。
マウスピースは最初、やった時は主人公つばさと同じくふすーと空気が入り音が出ず
ブイーと音を出すのに苦労した覚えがあります。
あれってやり過ぎると唇荒れるし、ほぺたがジンジンしてくるんですよね。
つばさと同じように銀のトランペットを買ってもらいテンション上がったのを覚えてるし
あの夏の部室の雰囲気とか、本当に懐かしく思いながら見てました。
中学でも野球部をやっていたので、大介の方も楽しめましたし
俺にとってどちらもドンピシャな題材だなと。
お互いの夢の為にがむしゃらに頑張る姿は見ていて楽しかったです。
ここからは気になった点。
まず野球のシーンなのですが1年の夏の大会で左中間に飛んだと実況が言ったのに
棒立ちの外野の頭上を飛び越えていったのに違和感。
センターが左寄り、レフトが右寄りの守備隊形を取っていたの?
内野の頭を超す時ならそれでもわかるけど、外野が走ってないってのがおかしい。
そんなに弾丸ライナーだったわけではないのにね。
しかも球に鋭さがなく誰かが投げ入れたかのような・・・
他にも9回のシーンだったのにユニフォームが全員洗い立てのように真っ白ってのも。
その日は0-0の投手戦だったからあれだけど
あまりの白さに本当に決勝までそのユニフォームで勝ち上がってきたの?と疑問が湧くくらい。
甲子園の切符をかけて何回戦も戦ってきたチームの色じゃない。
アタックも度肝を抜く驚きの白さでした。
2年後の野球のシーンでもバッターは引っ張ったので左中間かと思ったのに
実況は右中間に抜けたとかいう始末。
あの角度はどう考えても左中間に飛んだと思うんだけど。
この辺の作りの甘さが凄い気になりました。
そして極めつけはキャッチャーの交代シーン。
主人公の男の子が正捕手なのですが怪我でスタメンを外れてるんです。
しかし7回以降、あからさまに疲れの見える親友のピッチャーがピンチを迎えたところで
なぜか監督はキャッチャーの交代を指示。
これが全く意味が分からない。
普通、あのシーンはピッチャー交代でしょ。
主人公ってのを優先し過ぎて意味の分からない采配になってるとかありえん。
しかもキャッチャーが交代してピッチャーが息を吹き返すなんて。
息を吹き返すにしてもせめてマウンドで親友同士、バッテリー同士で話し合いを持ち
お互いの甲子園に行きたい気持ちを確かめてから気合を入れ直すだった分かるけど
それすらなく、すぐ守備について豪速球投げまくるとか・・・
監督は野球を知ってるの?と聞きたくなるシーンでした。
そして今度はつばさの吹奏楽部。
名門で結果を出さなきゃいけないのは分かるけどみんなギスギスし過ぎ。
みんながみんな個人の事ばかりで全然アンサンブルがなってない。
これについては最後、主人公つばさのおかげでみんなが一丸となって動き出すんだけど
それまでが余りにも性格悪い奴が揃っていて腹立ちました。
特に最初の頃の水嶋、おかっぱの部長、怪我した時の森先輩、最後の木管のクソメガネ。
吹奏楽は個より集団を重んじなきゃいけないのに空気を乱すような事ばかり言いやがって。
上野樹里ちゃんが出てるんだけど、のだめのライジングスターや初期のマルレと一緒。
個人の思いだけが強く自分だけがいいと思い、相手の演奏、気持ちを考えない。
お前ら全員ソリストかよといいたくなる言動が多くて多くて。
それでも最後は音楽の力で誰かを勇気づける事が出来る白戸の音楽を取り戻したい
1人じゃダメ、みんなの音が合わさって人の心に届くとの言葉を胸に
怪我をした大介の為に演奏したのは良かったのですが
あの木管の言動も合わせて内部がボロボロだったのに
好きな人を勇気づけたいがために演奏を提案したつばさの一言で動くかね?
部長でもない上に嫌われていたのに。
部長になった水嶋も吹きたいとフォローして実現したんだけど
さっきまであれだけ荒れまくっていた中で演奏するってのはちょっと考えにくいかなと。
後、3年生になったつばさはいくらなんでも下手過ぎない?
練習風景を見てもいまだにぷすーぷすー息が漏れるとか。
そこから先生に見てもらって頑張るんだけど3年経ってもそれじゃちょっと・・・
最後はよく名門のメンバーに選ばれたなと思う。
とまあ、気になる点の方が多くて色々書いちゃいましたが
結果的に樹里ちゃんが可愛かったって事が一番よかったかな。
スウィングガールズでサックスを頑張って練習し、ジャズバンドでコンクール出たり
のだめカンタービレでピアノを弾き、音楽に向き合おうと努力したあの子が
青空エールでは音楽の教師になり、指揮をしてるなんて。
年齢を重ねついに教える側になったんだなと思うと、なんだかすごく感慨深いものがあります。
後、細かい点で気になったことがあるのですが城戸とひまりは結局どうなったんでしょ。
夏祭りでつばさと大介を2人きりにした後、俺たちも祭りを楽しまない?的なことを言っていて
ひまりにおkを貰ったにも拘らず、どうなったか触れられていなくて。
せめて城戸がひまりの声援を受けてピッチングが復活するみたいな演出があってもよかったのに。
それならあの復活も違和感なく見れたんだけどな。
後、佐戸井けん太は相変わらず演技べらぼうにうまかったな。
役だと分かっているのにもう憎々し過ぎてムカムカするくらい。
あれは凄いわ。
最後に、エンディング曲はなぜGreeeenのカバーだったんだ?
そんな中途半端なことをするくらいなら、つばさの最後のコンクールの演奏を流し
エンディング終わりでそのまま結果発表し、金で万々歳なのに。
そう考えるとやっぱあんまりいい映画じゃなかったかも。
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その試合で9回大逆転を果たした白戸の野球に憧れた男の青春映画。
【出演】
土屋太鳳 竹内涼真 葉山奨之 堀井新太 小島藤子 松井愛莉 平祐奈 山田裕貴
志田未来 上野樹里
これはかなり評価が難しい映画。
全体的にはそこまで悪くないんだけど細かいところが気になり
なぜ?と思うようなところも多々あったように思えます。
まずよかったところはいつも下を向いて歩いていた内気な女の子が
子供の頃、甲子園で演奏する白戸の吹奏楽に憧れ入部するのですが
名門だけあって練習に追いつけず、色々迷惑をかけるんだけど
好きな人が出来てその人との約束の為に健気に頑張るところがいい。
同じ甲子園のテレビを見て道こそ違うけど夢を共有し
それに向けて頑張るさまはまさに青春映画って感じでした。
特に吹奏楽のトランペットってところが自分が一番共感できるところ。
自分も子供の頃、吹奏楽部に入っていてトランペットを吹いていたので
マウスピースでの練習など懐かしいと感じるものが多かったです。
マウスピースは最初、やった時は主人公つばさと同じくふすーと空気が入り音が出ず
ブイーと音を出すのに苦労した覚えがあります。
あれってやり過ぎると唇荒れるし、ほぺたがジンジンしてくるんですよね。
つばさと同じように銀のトランペットを買ってもらいテンション上がったのを覚えてるし
あの夏の部室の雰囲気とか、本当に懐かしく思いながら見てました。
中学でも野球部をやっていたので、大介の方も楽しめましたし
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ここからは気になった点。
まず野球のシーンなのですが1年の夏の大会で左中間に飛んだと実況が言ったのに
棒立ちの外野の頭上を飛び越えていったのに違和感。
センターが左寄り、レフトが右寄りの守備隊形を取っていたの?
内野の頭を超す時ならそれでもわかるけど、外野が走ってないってのがおかしい。
そんなに弾丸ライナーだったわけではないのにね。
しかも球に鋭さがなく誰かが投げ入れたかのような・・・
他にも9回のシーンだったのにユニフォームが全員洗い立てのように真っ白ってのも。
その日は0-0の投手戦だったからあれだけど
あまりの白さに本当に決勝までそのユニフォームで勝ち上がってきたの?と疑問が湧くくらい。
甲子園の切符をかけて何回戦も戦ってきたチームの色じゃない。
アタックも度肝を抜く驚きの白さでした。
2年後の野球のシーンでもバッターは引っ張ったので左中間かと思ったのに
実況は右中間に抜けたとかいう始末。
あの角度はどう考えても左中間に飛んだと思うんだけど。
この辺の作りの甘さが凄い気になりました。
そして極めつけはキャッチャーの交代シーン。
主人公の男の子が正捕手なのですが怪我でスタメンを外れてるんです。
しかし7回以降、あからさまに疲れの見える親友のピッチャーがピンチを迎えたところで
なぜか監督はキャッチャーの交代を指示。
これが全く意味が分からない。
普通、あのシーンはピッチャー交代でしょ。
主人公ってのを優先し過ぎて意味の分からない采配になってるとかありえん。
しかもキャッチャーが交代してピッチャーが息を吹き返すなんて。
息を吹き返すにしてもせめてマウンドで親友同士、バッテリー同士で話し合いを持ち
お互いの甲子園に行きたい気持ちを確かめてから気合を入れ直すだった分かるけど
それすらなく、すぐ守備について豪速球投げまくるとか・・・
監督は野球を知ってるの?と聞きたくなるシーンでした。
そして今度はつばさの吹奏楽部。
名門で結果を出さなきゃいけないのは分かるけどみんなギスギスし過ぎ。
みんながみんな個人の事ばかりで全然アンサンブルがなってない。
これについては最後、主人公つばさのおかげでみんなが一丸となって動き出すんだけど
それまでが余りにも性格悪い奴が揃っていて腹立ちました。
特に最初の頃の水嶋、おかっぱの部長、怪我した時の森先輩、最後の木管のクソメガネ。
吹奏楽は個より集団を重んじなきゃいけないのに空気を乱すような事ばかり言いやがって。
上野樹里ちゃんが出てるんだけど、のだめのライジングスターや初期のマルレと一緒。
個人の思いだけが強く自分だけがいいと思い、相手の演奏、気持ちを考えない。
お前ら全員ソリストかよといいたくなる言動が多くて多くて。
それでも最後は音楽の力で誰かを勇気づける事が出来る白戸の音楽を取り戻したい
1人じゃダメ、みんなの音が合わさって人の心に届くとの言葉を胸に
怪我をした大介の為に演奏したのは良かったのですが
あの木管の言動も合わせて内部がボロボロだったのに
好きな人を勇気づけたいがために演奏を提案したつばさの一言で動くかね?
部長でもない上に嫌われていたのに。
部長になった水嶋も吹きたいとフォローして実現したんだけど
さっきまであれだけ荒れまくっていた中で演奏するってのはちょっと考えにくいかなと。
後、3年生になったつばさはいくらなんでも下手過ぎない?
練習風景を見てもいまだにぷすーぷすー息が漏れるとか。
そこから先生に見てもらって頑張るんだけど3年経ってもそれじゃちょっと・・・
最後はよく名門のメンバーに選ばれたなと思う。
とまあ、気になる点の方が多くて色々書いちゃいましたが
結果的に樹里ちゃんが可愛かったって事が一番よかったかな。
スウィングガールズでサックスを頑張って練習し、ジャズバンドでコンクール出たり
のだめカンタービレでピアノを弾き、音楽に向き合おうと努力したあの子が
青空エールでは音楽の教師になり、指揮をしてるなんて。
年齢を重ねついに教える側になったんだなと思うと、なんだかすごく感慨深いものがあります。
後、細かい点で気になったことがあるのですが城戸とひまりは結局どうなったんでしょ。
夏祭りでつばさと大介を2人きりにした後、俺たちも祭りを楽しまない?的なことを言っていて
ひまりにおkを貰ったにも拘らず、どうなったか触れられていなくて。
せめて城戸がひまりの声援を受けてピッチングが復活するみたいな演出があってもよかったのに。
それならあの復活も違和感なく見れたんだけどな。
後、佐戸井けん太は相変わらず演技べらぼうにうまかったな。
役だと分かっているのにもう憎々し過ぎてムカムカするくらい。
あれは凄いわ。
最後に、エンディング曲はなぜGreeeenのカバーだったんだ?
そんな中途半端なことをするくらいなら、つばさの最後のコンクールの演奏を流し
エンディング終わりでそのまま結果発表し、金で万々歳なのに。
そう考えるとやっぱあんまりいい映画じゃなかったかも。
- 青空エール(19) [ 河原和音 ]
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