今年、自分の勤めている会社に労働基準監督署の抜き打ち検査が入り
サービス残業の常態化がバレて指導を受けました。
今までだと30分の残業はつけてはダメとの上からのお達しがあって
1時間以上だと特別な理由がある場合にはつけてもいいとのことでしたが
10分、20分の小さな残業は全てアウトだったんですよね。
小さな時間だけどこれが積もり積もると年間で結構な額になる。
うちの会社はタイムカードではなく時間を手書きにしているのですが
労基の調査ではみんながみんな30分、00分に出勤、退勤になっていたので
これは残業代未払いが発生していると指摘したよう。
その指導のおかげで今は1分単位で時間外が付く事に。
まあ自分の所は早く動いて終わらせればある程度定時で帰れていたので特に影響はないけど
例えば退勤時間が00分だとしても着替えなどの2分間も付く事に。
これは正直、助かります。
それに今まで30分以内の残業代なんて出ないからと
サービス残業したくないがために猛スピードでやっていた仕事も
少し落ち着いてできるってのが嬉しい。
忙しくて残業しなきゃいけない日でも
出ないんじゃないかという不信感とイライラの中で仕事をしていたのもなくなりそうです。
あれは半端ないストレスでしたからね。
- 脱「サービス残業」社会―いま日本の働き方を考える/労働旬報社
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今回の件、最初は誰かがタレ込んだのかなと思ったけど
どうも労働基準監督署が電通の高橋まつりさんの事件を受けて
かなりやる気になっている模様です。
最近でも関西電力やHIS、エイベックス、ヤマトなど様々な企業が是正勧告を受けている中
まさか自分の働いてるところにも来るとは思いもせんかった。
しかも抜き打ち。
よくネット上では労基にたれ込んでも証拠を集めろと追い帰され
結局、動いてくれないから意味がないなんて噂があったけど
高橋まつりさんの過労自殺事件でようやく重い腰を上げたんじゃないかと思われます。
全国の労働基準監督署が長時間労働が疑われる全国約1万の事業所を立ち入り調査し
うち違法残業などの法令違反が見つかった6659事業所に是正勧告をしたそうだし
これからもサービス残業という名のタダ働きをやめさせるよう動いてくれそうです。
ちなみに違法な時間外・休日労働があったのは4416事業所で
残業が最長で月80時間を超えたのは3450事業所
月200時間超も116事業所あったそう。
自分の会社ではここまでの長時間残業というのはないのであれですが
格差社会と呼ばれて久しく、上がアホほど金をとって
下のものは薄給でこき使われ、残業代すら払ってもらえないなんてありえん。
別に上が取るのは悪いとは言わないけど
働いている従業員が苦しい思いをして上ががっつり取るのはおかしいと思うわ。
1人雇うだけでかなり助かるところもあるだろうし
明らかにこなせない仕事量を振って残業代を払わず、人件費を浮かせようなんて。
人件費を削ることしか考えない経営者は
消費税を上げておけばいいやという政治家と一緒くらいアホ。
一番楽な方法を選んで逃げてるだけで問題の解決には至ってないと自分は思います。
とりあえず1分単位で出るようになったのでよかったです。
まあ早く帰ってブログ書いたりしたいから定時で帰れるように頑張るけどね。
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