海街diary　感想

【海街diary】

長女の幸、次女の佳乃、三女の千佳の元に離婚して家を出て行った父の訃報が届き
三姉妹は葬式先の山形で中学１年生の異母妹すずと出会う。

既に母も亡くしていたすずは父の再々婚相手の家族と暮らしていたが葬式からの帰り
すずは幸から亡父のことで感謝の言葉をかけられ、堪えていた感情が爆発するように号泣
幸はそんなすずに鎌倉に来て一緒に暮らそうと誘い、すずは快諾
異母妹すずを四女として迎えた香田家の新たな共同生活が始まる。



冒頭から長さはまさみのエロさ全開で始まったところがよかったわ。

パッケージなどを見ても緩い日常が流れる映画かなと思っていただけに
いきなり長澤まさみが男と寝ているシーンでおみ足が布団の中からにゅっと出ていて
呼び出され出かける際もジーパンのブラジャー姿で着替えてて
その大きなおっぱいがあらわになっていてテンションが上がりました。



極めつけはキスシーンからの投げキッスまであり
こりゃしょっぱなから景気がいいでと思いました。

ただ、それだけではなくこの役がハマりまくってましたね。

元々、お嬢様って感じの役どころというか、あまりぱっとしない女優だなという印象でしたが
いつ頃からか悟ったようにエロさ全開になり、そこから一気に流れが変わったように思えます。

今回のお話も長女の幸はしっかりもの、次女は自由奔放、三女は変わり者という
三姉妹の王道な性格って感じでしたが次女の自由奔放さが凄いうまく表現できていたと。

ビールを欲しがる姿や長女との喧嘩、妹にやらせて何もしないところ、エロ可愛さなど
すべてが本人役？と思えるくらい自然体の演技でした。

まあ冒頭のはだけた足はおばあちゃんの足か？って思うくらいふにゃふにゃだったけどね。

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そんな長澤まさみのお姉ちゃん役が綾瀬はるかだったのですが
口うるさいしっかり者の長女だけど不倫してるってのがまた・・・
これにはちょっとびっくりでした。

不倫して出て行った父を嫌っていた自分が同じ不倫をしているなんてなんちゅう女・・・

この心境はいったい何だったんだろうと思ったりもしました。
思春期真っただ中で父親が不倫をして出ていき、母親も逃げるように出ていった中で
姉妹を自身で育て上げたから大変な苦労を背負ったのは分かってるのに。

相手方の事を真っ先に考えそうなものの、どうしても抑えられなかったんだろうかね？
根が真面目なだけに背徳感に乱れまくってそうと勝手な想像をしてしまいます。

まあそれはいいとして長澤まさみのお姉ちゃん役にしてはちょっと若すぎたかなという印象。
実年齢は２個上でお姉ちゃんとしてはちょうどいいのですが
世代的に一緒なのであまりお姉ちゃんという感じがしなかったです。

もう少し上の人でも良かったのかも。

妹役の夏帆は久しぶりに見たけど天然コケッコーのイメージが強すぎて
どうしてもこう、何というかかんというかって感じになりがちだけど
この役どころは良かったですね。



こちらも自然体の演技でよかったですし
すずに対して一番最初にぐいぐいと行って不安を取り除こうとして姿がよかったです。

バイト先の店長といい感じなんだけど趣味が悪いと言われたり
子供の頃、おもらししたり、ウンコを漏らしたりと色々あったというのも面白かった。
その店長は山登りが好きだけど、足の指を失っていて
それを執拗に幸に見せようとして、最後の写メ撮ります？に笑ったわ。

千佳にお似合いの人柄だなと。

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四女のすずもいい感じ。

初めて会った幸に一緒に住もうと誘われて即決するくらい家族が嫌だったんだろうなって。
まあ今の母親とは血のつながりはなかったし、あの葬式でのクソな態度を見ると・・・ね。

最初はさん付け敬語だったものが次第に打ち解けて
四姉妹として溶け込んでいく姿がよかったですが
中盤まで幸と打ち解けてないのかなと思うシーンも多く見られた。

幸だけにはずっと返事がはいだったし、幸自身もそれを気にしている様子だったから
これは最後に何かあるんじゃと思ったけど、別に特に伏線という訳でもなかったのがあれでした。

その広瀬すず演じるすずのバスタオルをおっぴろげて扇風機に当たるシーンは良かったですね。
唐突に突っ込んできたのでサービスシーンだと思うけど
ここ以外にもいろいろサービスシーンがありました。



上であげた長澤まさみの下着姿もそうだし
三姉妹の喪服姿に黒タイツを脱ぐシーンや長澤まさみの四つん這いからのケツ
胸元パタパタに綾瀬＆長澤の服の上からでも分かるほどのおっぱい。

出来れば風呂場のシーンではもう少しおっぱいを放り出してほしかったけど
監督やるじゃんと個人的に思いました。

そして今回は鎌倉が舞台でしたが四姉妹が住んでる日本家屋が素晴らしかったです。
縁側に大きな庭、ちゃぶ台でのご飯などどことなく懐かしさも感じたし
生活感がしっかり出ていて四姉妹も違和感なくなじんでいたのが。



ただ、何かを解決したって訳じゃないんですよ。

幸の不倫は片が付き、千佳と店長はいい感じってのは分かったけど
佳乃と課長がくっつくのかなって思ったけど別にそうでもなく。
今までダメ人間と付き合って来たっぽい佳乃にとって課長はまじめで誠実そうだし
この人と真面目にお付き合いするのかなと思ったけど。

すずもサッカー部の子ともふんわりとしたままで
千佳の勤め先の店長ももう一度、登山に挑戦するのかなと思ったけど別にそういう訳ではなく。

１から１０までが人生だとしたら３～４を切り取って見せたって感じがしました。
後は漫画でお楽しみくださいって感じだろうか。

続きが気になります。

この映画は特に何かを解決するって訳じゃなかったけど
緩い空気に淡い映像がいい雰囲気を出していてよかったです。

桜並木を２人乗りで下るなんて最高だし、四季折々の映像美が見れてたしね。
何と言っても長澤まさみがよかったので。

これだけでも見る価値ありです。

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