がん細胞を免疫の攻撃から守っている仕組みを壊し、がんを治す動物実験に成功したと、小林久隆・米国立衛生研究所(NIH)主任研究員らの研究チームが17日付の米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシンに発表した。
来たか!
がん細胞に光を当て死滅 日本の研究者らが開発しアメリカで臨床試験開始へ
上記リンク先で紹介した続報。
1か所のがんを治療すれば遠くに転移したがんも消える効果があることが確認されたようで
チームは全身のがんを容易に治療できる可能性があると発表したそうです。
可能性とは言え、全身の癌が容易に治療できるかもしれないって凄過ぎ。
実験では肺がん、大腸がん、甲状腺がんをそれぞれ発症させた計70匹のマウスに抗体を注射し
体外から近赤外光を当てた結果、約1日で全てのマウスでがんが消えたらしく
さらには同時に4か所発症させ、1か所に光を当てたところ癌がすべて消さったそうです。
70匹すべてから消えるってのがびっくりだし、転移しているがんにも効果があり
それがたったの1日で消え去るってのも凄い進化です。
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ただ気になるのは3年ほどで臨床試験に入りたいと言っていたけど
1年前のニュースで臨床試験の開始を申請し承認されたとあったんですよね。
その時は口や舌、のどなどのがん患者7~9人に抗体を投与して安全性を確かめ
次に15~24人に投与したうえで近赤外線を当て効果を調べるとしていたけど
承認されただけで人への試験にはまだまだ段階を踏まなきゃいけなかったんだろうか。
それともマウスでの臨床試験を申請し承認され実験に成功したので
3年ほどで人への臨床試験に入るって感じ?
この辺の詳しいことがいまいちわからない。
個人的には臨床試験は人へするものだという認識で
マウスなどの動物実験は非臨床試験だと思っていたので
1年前の時点でもう人への実験段階に入ってるものだと。
まあさらに進化を遂げたようだし、3年ほどで人での臨床試験を行うようなので
それに期待したいと思います。
マウスでは70匹すべてから癌が消え去り、転移したがんも消滅させたので
何とか人でも同じような結果が得られれば最高ですね。
2019年くらいにはこの続報のブログを書ければいいな。
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